スポーツジムでインストラクターに骨抜き寸前まで追い詰められた話

昨年から運動不足解消のため、某ジムへ週一で通っている。ランニングマシンで30分6km、その後はジム内にあるマシンを使って約1時間前後汗を流し、終ってからサウナでもう一汗をかいている。週一なので目に見える効果はないものの、普段あまり動かない私にとっては貴重な運動の場だ。昨日、そのジムで想定外のことが起こってしまったので、オブラートに包みながら説明していきたい。

インストラクターの魔の手

通っているジムは季節や不定期にイベントを行っていて、例えダイエット食の試食、有名ダンサー(名前言われても知らなかった)による少人数のレッスンなどが無料になったり、特別価格で受けたりすることができるのだ。

昨日のイベントは、ゴールデンウィーク特別イベントとして、【ゴールデンウィークで鈍った体を解すストレッチ】が実施されていた。特に興味なかったが、今なら直ぐに受けられると男スタッフに説明されたので、二つ返事でお願いする。

登場したスタッフはアルバイトの女性スタッフ。以前少し話した際に本業は別にあって、空いた時間をジムで働いてる若い女性。とうより、私が通ってるジムのスタッフは全員そんな感じのスタッフ。そんなことはどうでもいい。問題は女性ということ。そして可愛い。私はてっきりゴリゴリの男にグリグリされて「イテテテw」という声を出すことを想定していたから焦る。

今日は宜しくお願いします!

こっ、こちらこそ

ストレッチが開始するといきなり危険な香りが。

まずは仰向けに寝て片足を上げてください!

!?

言われるがままに片足を上げると、こんなポーズに。。。

どうですか〜?

あっ、いいです!効きますね(笑)

当然だが、この【いいです!】には2つの意味が隠れてるが、そんな余裕はない。勿論、私も現役を引退してしばらく経過しているので直ぐには反応しないが、この距離感と羞耻心は危うい。ゴールデンウィークにゴールデンボールが徐々に存在感を出してくる。

少し強張った私を見て、スタッフは関係ない質問をしてくる。

ゴールデンウィークは何してましたか?

どこ行っても混んでるので特に遠出はしてないんですよね〜

あー分かります!私も映画ぐらいですよ!

へ〜何見に行ったんですか?

昨日無限の住人見に行きました!

あっ、私も見に行きましたよ!

本当ですか?万次(キムタク)の最後凄かったですね〜

など、他愛もない話をしていると、スタッフの手が時折内腿をグリグリ押してくる。

(ムムム、コレ以上はマズい…)

痛くないですか?

大丈夫です!

告白すると、全然大丈夫じゃない。あまりに絶妙なポジションを攻めてくるので、私の万次が万事休すになっていた。こどもの日にこどもが喜ぶのは悪くないが、喜ばせる場所でないのも確か。ここはグッと我慢する(汁)。

腹筋はあかんよ

その後他のポーズを幾つか変え、最後にスタッフが私の足を抑え、腹筋するような形になる。この日最大のピンチ(チャンス)だ。

当方女性とこの型を経験したことがない。そもそもストレッチでこのポーズ?と思ったが、黙って受けることに。

そのまま腹筋してみましょう!

(え?)はい

顔を上げる度に危険な距離感はどうしたものかと。これ映像作品なら確実に「うわああ!」と行くパターン。勿論そんなことしないが。

時間が経過すると、スタッフが私の足の甲の上に乗ってきた。

マズい。

後は私のつま先次第という状況は本当に本当にマズい。チョイチョイチョイチョイもできるし、ゆっくり湿りを待つことさえも可能だ。ここ数年つま先はつま先でしかなかったけど、今鍵を握ってるのは紛れもなくつま先。

日韓ワールドカップのベルギー戦で鈴木隆行が決めたような雄叫びが再び・・・

はい!終わりです!

と、つま先と足の甲に今まで違う重量を感じる。これはもしや。。。これ以上はやめておこう。

どうでしたか?

最高でした!

というしかない。

ゴールデンウィーク明けに待ってる憂鬱な気持ちが少しだけ薄くなった気がする。