逃げ恥【全話感想】続編も期待される新垣結衣と星野源が二人とも可愛くてムズキュンするドラマ!ストーリー&ネタバレ!

新垣結衣さんが3年半ぶりに連続TVドラマで主演。それはもう素晴らしく面白い作品になっております。ガッキーはリーガルハイ以降、コメディエンヌとしての思い切りが良いなと思っていましたが、今回の秋ドラマの目玉的な作品『逃げるは恥だが役に立つ』でもその思い切りの良さを魅せてくれています。

しかし、実際にドラマを見てみると、新垣結衣さんだけではなく「星野源さんも可愛らしいぞコノヤロー」と思われたレディーが多いのではないでしょうか。(レディーじゃないのに僕も思いました、笑)

そこで、ドラマのあらすじとネタバレ感想。あとガッキー&星野さんの胸キュンならぬムズキュンポイントをまとめていこうかと思います。マジでおっさんがムズキュンポイントとか言ってんじゃねぇって自分に思いましたが、まぁ勢いでいきます、笑。

逃げるは恥だが役に立つ

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みどころ・イントロダクション

「結婚とは?」=「恋愛+家事」である?
夫=雇用主、妻=従業員という不思議な関係!
結婚という「仕事」… あなたは アリですか?
新垣結衣が、契約結婚という訳アリ新妻に挑戦!
新感覚の社会派ラブコメディが、ついに連続ドラマ化 !!

今各方面に引っ張りだこの星野源が契約夫役&主題歌「恋」 も担当
大抜擢の逆輸入俳優・大谷亮平、個性派俳優・古田新太
男女共に支持の高い石田ゆり子

さらに

演技派俳優 富田靖子、宇梶剛士、藤井隆
新進気鋭の若手俳優 真野恵里菜、成田凌、山賀琴子
など超豪華出演陣が 『逃げ恥』 をさらに盛り上げる !!

TBSでは、10月期の火曜ドラマ枠で『逃げるは恥だが役に立つ』を放送することが決定しました!
原作は、2015年に「第39回講談社漫画賞」(少女部門)を受賞し、現在も月刊「Kiss」(講談社)で大人気連載中の海野つなみの同名漫画「逃げるは恥だが役に立つ」。脚本は『空飛ぶ広報室』(2013年4月期)、『重版出来!』(2016年4月期)、「図書館戦争シリーズ」など、数々のヒットドラマ、映画を手掛けた野木亜紀子が担当します。
そして、主演はTBS連続ドラマに3年半ぶりの登場となる新垣結衣。ドラマ、映画、CMなどで活躍を続け、「第31回日本アカデミー賞」の新人俳優賞ほか、数々の映画賞を受賞するなど、女優としてのキャリアを積み上げています。彼女が今作で演じるのは、彼氏なし、院卒だけど内定ゼロ、派遣社員になるも派遣切り、そして、ただいま求職中で「誰からも必要とされない辛さ」、「自分の居場所の無さ」を強く感じている25歳の森山みくり。そんなみくりが見つけた就職先は、まさかの「サラリーマンの妻」という仕事でした。
「結婚」に対する価値観が変化し、結婚をしないという選択が当たり前になった昨今、「仕事としての結婚」という、なんとも新しい物語。果たして二人の結婚生活はうまくいくのか。
新しい「結婚」の形、そして「仕事」について考えさせられるとともに、個性豊かな登場人物たちとの人間関係も交え、笑って泣いてキュンとする社会派ラブコメディで見る人に元気をお届けします!!

出典:公式HP

キャスト

そもそもキャスティングがいい。写真は基本公式HPから。

森山みくり(もりやまみくり)・・新垣結衣

ただの大天使ただの女神。役名を見た時に『揉みヤりまくり』のアナグラムなんじゃねえの?と思った僕は病気かもしれないと怖くなった。


津崎平匡(つざきひらまさ)・・星野 源

大人気な星野源。ホントめちゃくちゃ人気あるよね。役者業よりも歌の方が好きだったりもします。


風見涼太(かざみりょうた)・・大谷亮平

大谷亮平さんの事は知らなかったのですが、竹之内豊さんに似てますよね。え?ホント似すぎじゃね?もしくは金城武さんに似てる。


日野秀司(ひのひでし)・・藤井 隆

なんだかんだ言われたってやりたい事やるべきです。幸せそうな夫婦だなぁ・・・


沼田頼綱(ぬまたよりつな)・・古田新太

とと姉ちゃんの名演ですっかり悪いやつのイメージになってしまった。演技が上手いから悪役が出来るんですけどねぇ・・・。


土屋百合(つちやゆり)・・石田ゆり子

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こんな素敵なバージンはいないのでは・・・でも素敵やん!


田中安恵(たなかやすえ)・・真野恵里菜

元ハロプロだけあって、ダンスにも期待!!ドラマと写真だとまた印象が違いますよね。


梅原ナツキ(うめはらなつき)・・成田 凌

普通にイケメンだなぁ・・・『MEN’S NON-NO』の専属モデルなんですね。


堀内柚(ほりうちゆず)・・山賀琴子(やまが ことこ)

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凄まじいまでのモデルオーラがある山賀さん。これからの活躍に期待!


森山栃男(もりやまとちお)・・宇梶剛士

森山桜(もりやまさくら)・・富田靖子

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原作

原作は海野つなみさんの同名漫画『逃げるは恥だが役に立つ』。

綾瀬はるかさん主演のドラマ『きょうは会社休みます。』 でも感じましたが、大人の女性が主人公の恋愛ドラマを見ると、原作本がメチャクチャ読みたくなりますね。この作品も読みたいのですが・・・おっさんが買うのは少し恥ずかしい・・・。

番組情報

公式サイト

TBSテレビ

TBS「火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』」の番組情報ページです。…

公式Twitter

X (formerly Twitter)

星野源『恋』&『恋ダンス♪』

星野源さんの主題歌『』めっちゃ良いですね。才能が豊かすぎる…。エンディングのダンスも出演者総出で何度見ても楽しいですね!!

あと、エンディングで流れている話題の「恋ダンス」も素敵ですよね!

色々な人の「恋ダンス」の動画を見たけど、結局ガッキーの「恋ダンス」が一番かわいいですよね、間違いなく。8ゲーム差でかわいい。

第1話 視聴率10.2%

あらすじ

主人公・森山みくり (25歳) は、彼氏なし、院卒だけど内定ゼロ、派遣社員になるも派遣切り、そしてただ今求職中。「誰からも必要とされない辛さ」 を日々感じている。そんなみくりを見かねた父親のはからいで、独身の会社員・津崎平匡 (35歳) の家事代行として働き始めることに。かゆいところに手が届く働きぶりで津崎の信頼を勝ち取ったみくり。

しかし、あるキッカケでその仕事も失いそうになる。将来に不安を抱え追いつめられたみくりは、ひょんな会話の流れから津崎に 「就職という意味で結婚するのはどうですか?」 と提案してしまう。

超真面目な津崎が導き出した答えは… まさかの契約結婚 !?

2人は周囲には秘密にしながら 「雇用主=夫」「従業員=妻」 の関係を始めるが、バレずに新婚生活を過ごすことが出来るのか !?
一つ屋根の下で生活する妄想女子とウブ男… 果たして契約結婚の行方は…?

引用:公式サイト

感想

いよいよ始まった『逃げ恥』でしたが、想像以上に面白くてついつい見入ってしまいました。いや面白かったし、出演者が皆魅力的でした。

スタートからまさかの情熱大陸のパロディから始まったので驚きましたよね、笑。その後も何度か情熱大陸のパロディーが出てきましたし、挙げ句の果てに、まさか、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀からパクリインスパイアしてくるとは思わなかったので流石に笑ってしまいました。

スタートから叔母の石田ゆり子さんがと仲良さそうな時間を過ごしていましたが、画面に美人しかいない絵が綺麗すぎてクラクラしてきますね。ホント、石田ゆり子が叔母で新垣結衣が姪ってどれだけの遺伝子だよって思わずつっこんでしまう。そして、石田ゆり子バージョンの情熱大陸もあり、情熱大陸の全面バックアップ体制が見られます。ちょっとくどかったかもしれない、笑。

今回の新垣結衣さん演じる森山みくりの可愛かったポイントだが、

  • 星野源のクールで冷たい言い回しを「素晴らしいです、合理的で!」と笑顔で返すみくりがもうすでに可愛い。
  • みくりが着ていたYES!GOOD JOB!と書かれたエプロンがスゲーダサくて可愛い。
  • 星野源演じる津崎に契約結婚を迫ったあとにテンパって送り出したあとに玄関で悶えてゴロゴロする姿。みくりが可愛すぎて、まったく同じ動きをして悶えてしまった。

そして星野源さん演じる津崎平匡が、可愛らしかったポイント。

  • 買ってきて欲しいものが、風邪薬とカップのアイスクリームってのが、ちょっと可愛らしかったですよね。
  • アイスを食べている姿も可愛らしい。新垣結衣の可愛さを観るドラマだと思っていたのに星野源の可愛さを観ることになるとは、笑。
  • あとはバスのシーンめちゃくちゃ面白かったですよね。夜の生活の話でテンパリながら「僕はプロの独身なので」というセリフ。

新垣結衣も星野源も可愛い!なんだこのドラマ!感想が面白い可愛いしか出てこないぞ、笑。来週以降にも期待大ですね!!!


第2話 視聴率12.1%

あらすじ

晴れて、専業主婦として “就職” することになった森山みくり (新垣結衣)。雇用主である夫・津崎平匡 (星野源) との “契約結婚” が周囲にバレないようにするには、細心の注意を払わなくてはならない。ただの雇用関係のため、披露宴や挙式を避けたい2人だが、早速 「結婚式を挙げないことを周囲にどう説明するか」 という問題が浮上。

みくり達は、双方の親族を説得するため、突然の結婚宣言に不信感を抱いているみくりの伯母の土屋百合 (石田ゆり子) をはじめ、みくりの父・森山栃男 (宇梶剛士)、母・桜 (富田靖子) や津崎の父・津崎宗八 (モロ師岡)、母・知佳 (高橋ひとみ) らを集め、両家の顔合わせを行う…。
百合や両親の反応を受け、「結婚」 ということの重さを改めて知ったみくり。そんなみくりに対し津崎は、嘘だとしても 「結婚」 することにより両親を安心させることができたと言い、“逃げるは恥だが役に立つ” ということわざの意味をみくりに語る。
 初めての共同作業として最初の課題を乗り越え、2人の距離は、ほんの少し近づいたかのように思われた。しかし、雇用主と従業員としての距離を保ち、これ以上互いに踏み入ってはいけないという葛藤も抱きながら一つ屋根の下に眠る2人であった。

そんな中、みくりに送り出され会社に向かった津崎は、後輩の風見涼太 (大谷亮平)、同僚の沼田頼綱 (古田新太)、日野秀司 (藤井隆) らに、「新婚生活」 についての質問攻めに合う。
 勘の鋭い沼田から、結婚したのにも関わらず 「恋するオーラ」 が無いと言われ、戸惑いを隠せない津崎。早くも窮地に立たされ、勢いで、津崎家に興味津々の日野を家に招くと約束をしてしまい !?

引用:公式サイト

感想

逃げ恥の第2話の放送がありました。今回は両家の顔合わせと、会社の友人が遊びに来るというミッション?が発生!?みくりと津崎はこの難関を超えられるのか?といったあらすじの今回でしたが、やはりこのドラマ、本当に面白いですね!

オープニングはNEWS23のパクリオマージュで、前回までのあらすじをニュース風にして伝えるのは実は結構画期的かもしれない、笑。

今回の2つの山場のうちの1つ目。『結婚式の回避

両家の顔合わせに際してデータで押し切ろうとする津崎に対して、二人で決めたという心情面で訴える作戦を提案したみくり。会食のちょっとした堅さも、とてもリアルでしたね。あと、グイグイと結婚式について語って盛り上がる家族の会話も。

結婚式をあげないことを、とにかく『二人で決めた』というワードで押し切ろうとするみくりと津崎。

それでも微妙に変な空気になっていく劣勢の中、ゆりちゃんが味方してくれて良かった。あと、歯に衣着せぬ言動が目立っていたみくりの兄も初登場。もう凄かったですね。キリキリしてしまう。ゆりちゃんに何故あんなに厳しいのか、笑。

会食後、家族に嘘をついている罪悪感に悩むみくりに対して、津崎がハンガリーのことわざ『逃げるのは恥だけど役に立つ』という言葉を伝えます。逃げの選択でも生き抜くことのほうが大切な時もある、と契約結婚について肯定します。おお!ここで題名に繋がるわけですね!なんとなくしっくりきますね。

さらにもう一つの山場である『同僚の自宅訪問

ゲイの沼田(古田新太)が非常にあざとい目で二人の生活を見ているようですが、古田新太はこういう役に合うなぁ・・・笑。みくりにたいする風見の距離感が近くて、津崎派の自分としてはヤキモキしてしまった、笑。どうやら契約結婚であることがバレてしまったようですが、果たして来週以降はどんな展開が待っているんでしょうか?

ちなみに次回予告で風見について楽しそうに語るみくりの言動を津崎が遮ってましたね、津崎のみくりに対する嫉妬心が見えてました。おお、珍しい感じ!なんかクールな男の控えめな嫉妬は可愛らしいものがありますね星野源の演技の妙かもしれませんが…。

なんにせよ、次回も楽しみです♪


第3話 視聴率12.5%

あらすじ

自分の布団に残ったみくり(新垣結衣)の匂いに惑わされ、“プロの独身”のポリシーが保てなくなることを恐れた津崎(星野源)は、急にみくりに対して心を閉ざしはじめる。異性であるみくりとの距離をおくため、2LDKの部屋に引っ越そうとまで言い出し、態度が急変した津崎の心理がわからず頭を抱えるみくり。食卓での会話も徐々にぎこちなくなっていき、家では緊張感が漂いはじめ…。

 一方、勘の鋭い津崎の同僚・沼田(古田新太)は、先日訪れた津崎宅の寝室にシングルベットがひとつしかないことから、みくりたちの夫婦生活に疑いの目を向けはじめる。後輩の風見(大谷亮平)も、沼田の推理には納得の様子だ。
ある日、偶然街中で風見と遭遇したみくりは、ただのイケメンではない風見の意外な面に好感を抱き、何の悪気も無く津崎の前でも風見の話題をよく出すようになる。“夫”として、みくりと風見の親しげな様子に益々複雑な心境の津崎は、「雇用契約書」に、新たに《恋人または好きな人が出来た場合》の項目を作成しはじめ…。

そんな中、互いに気持ちの整理がつかないまま、ひょんなことから風見、沼田、百合(石田ゆり子)と共にぶどう狩りに出かけることになったみくりと津崎。開放的な空間で素直な胸の内を話し合い、気まずかった2人の関係が修復されたと思われたが…。その矢先、津崎は、風見から衝撃の言葉を耳にする。

出典:公式サイト

感想 

今回は劇的ビフォアアフターのインスパイアからのスタート。良いですね。

みくりに対して急に心を閉ざしまくっている津崎さん。クールな男でありながらも強烈に漂ってくる童貞感がいいですね、笑。彼氏になったつもりで帰宅した時に「おっおう、ただっただいま…かえりました」とどもって話しているところとかめっちゃかわいいからね、笑。

お互いに距離感がわからずにヤキモキしているシーンは見ていて ニヤニヤが止まりませんでした。津崎が彼女いない歴35年(DT?)であることが、義理の母親の証言で発覚したあと、電気炊飯器を買いに来たみくりの後ろにあるたれ幕には「おかげさまで35周年 大特価」の文字が、笑。細部まで遊んでますねー。

みくりのことを意識し続ける津崎。その流れのまま皆でぶどう狩りに行くことに。 津崎さんの自分の小ささとイケメンに対する劣等感の気持ちなんだかよく分かりすぎて胸が痛いなぁ…幸せになってはほしいなぁ…そんな中で「私はヒラマサさんが一番好きですけど。」何てセリフ言われたら堪らない!言葉の浸透力はスゲーっす。

しかし、津崎さんの雇用主としての言葉に寂しいと思ってしまったみくり。あームズムズするー。 結局自制心が強いことで感情が外に現れないということは 対人関係を築いていく上で大きな弊害ともいえるのかもしれない。

本能のままに思ったことを伝え自分の感情に素直になれるということは 人と人との間柄を繋ぐ上では武器だよなぁ。僕にはない武器だから羨ましくもあり、もちろんそれだけでは全く成り立たない人間関係の方が多いから別にいいかと醒めたりもします。すいません、話それましたね、笑。

次回はいよいよハグの日かな?ハグの日かな??テンションあがってきたぁ~


第4話 視聴率13.0%

あらすじ

みくり(新垣結衣)と津崎(星野源)の“契約結婚”が、とうとう津崎の後輩の風見(大谷亮平)にバレてしまった!

さらに、2人の関係が理想的だという風見に、津崎は「週一でみくりをシェアさせて欲しい」と言われてしまっていた。動揺を隠せないまま、また、みくりにそのことを話せないまま時間だけが過ぎていく。一方で、実は先に風見からシェアの話を聞いていたみくりは、小賢しい作戦で津崎から聞き出そうと試みる…。

そんな中、あることにより、まとまったお金が必要になったみくり。さらに臨時の出費が続いたことで、畳み掛けるかのように家計簿も赤字が目立ってきてしまった。金銭的危機を感じたみくりは、津崎の「どうするかは自由意志」だという言葉を胸に、風見の家でも働くことを決意する。

風見宅での“シェア”がスタートするやいなや、またもみくりへの態度が閉鎖的になる津崎。口数も減り、“職場”の空気も沈んだままだ。会社でも、風見に対する津崎の態度の変化を鋭く感じ取っていた沼田(古田新太)は、新たな見解を持ちはじめる…。

津崎宅の静まった食卓とは逆に、会話も進み、益々距離が近づいてきたみくりと風見。対して津崎は自分の抱えるむずがゆい感情が何かわからないまま、みくりから距離を置くことを心に決めるのだが… !?

出典:公式サイト

感想

いよいよ風見も入ってきて奇妙な三角関係で盛り上がりを見せてきた第4話。今回はガッキーのチアガール姿が天使過ぎました。あとガッキーの「ハグしたい気分です。」が破壊力ありすぎる。本当にムズムズ&キュンキュンする話でした。内容を見ていきましょう。

みくりのシェアを求められていることを本人に言えない津崎。風見に聞いた自身のシェアの話を津崎から言ってもらえずヤキモキするみくり。微妙なすれ違いが発生して何ともギクシャクしている二人は見ていて面白いけどムズムズしてしまう。

みくりを劣等感を持つ相手である風見のもとへ送りたくないという津崎さんの気持ちがわかるだけに、その気持ちを童貞をこじらせてる扱いされると(原作漫画ではそういわれてました)、見ていてこちらも悲しいなぁ、笑。

歯のセラミックのために副業を承諾するみくりでしたが、津崎さん的には面白くないため、またしてもみくりとの間に壁がうまれてしまい、さらにヤキモキ。そのまま、はじめて風見の家に行った時に、なんとエプロンの文字が変わってました

今までのダサい、

YES!GOOD JOB!

から、またしてもダサい、

TRUST ME(私を信じて!)

へ変化!

何だか心の叫びが形になっているみたいでいいですよね。これからも展開によってはエプロンメッセージが変わるのでしょうか?ちょっとした楽しみです。

ほかの男性の影が見えると壁を作ってしまう津崎さんのことを小賢しいみくりが分析をしていました。みくりの分析によると、自尊感情「Self-esteem」の低さが原因だそうで、自尊感情とは「自分自身に価値があると思える感覚」の事をさしているようですね。

僕は自尊感情が高い人が結構苦手だったりするので、津崎さん目線でドラマを見てしまうのかもしれません。平穏に生きてきた過去の自分に戻るために、みくりを手放してしまえばいいと思ってしまう津崎さんの気持ちも、同じく自尊感情が低い僕はとても共感してしまうので見ていて辛いシーンでした…。

でも物語全体が重くならないように演出しているのがこのドラマの凄いところですね。みくりの過去の振られた体験も、まさかのエヴァのオマージュでした。シリアスな場面だったのについ笑ってしまう演出。スタッフさんの優秀さに驚愕です。

風見の家で夕食をとるみくりたちとの対比で残業中の津崎さんの心の声が響きます。「愛される人は…いいなぁ」というセリフ。星野源さんの声の演技が素晴らしくてグッときてしまいました。

暗い展開が続く中で、今回のクライマックスの話し合い。雇用契約書を持って津崎の帰りを待つみくり。動揺を隠し、部屋へ帰ったあとに時間を置く津崎さんの間がリアルで、あきらかにこのまま別れへ向かうのかと思いきや、まさかの大逆転。

わたし彼氏を作ろうと思うんです

彼氏を作るとしたらヒラマサさんしかいないんですよね

断るかどうかは、ヒラマサさんの自由意志です

と、相手の言葉も引用しつつ小賢しさフィールド全開で津崎さんにせまっていくみくりだが、答えの出ないまま来週へ。ニヤニヤしちゃうけど、同時にこれじゃあ…生殺しじゃないか…、笑。

来週楽しみだなぁ…ハグの日だろうなぁ…。

あ いえ これではありません。


第5話 視聴率13.3%

あらすじ

家の中でぎくしゃくせずに済む最適な解決法として、恋人同士になろうというみくり(新垣結衣)の突拍子も無い提案に驚きを隠せない津崎(星野源)。一般的な恋人同士がスキンシップとしてハグをするという行為も理解できない上、みくりには「恋人のおいしいところだけがほしい」と小賢しい作戦で攻め立てられ、どんどん追い込まれていた。

ある朝、百合(石田ゆり子)が、偶然風見(大谷亮平)を笑顔で送り出すみくりの姿を目撃してしまう。津崎との生活がうまく行っていないがために不倫をしているのではないかと疑いをかけ、怒りの矛先をなぜか風見に向け、憤りを隠せないでいる。 

その状況を知った津崎は、沼田(古田新太)に疑われたのも風見にバレたのも全て“恋人っぽい雰囲気”が無いことが原因だと気づく。“プロの独身”である津崎にとってはハードルが高いことだが、みくりに説得され“夫婦”で話し合った結果、新婚の空気を醸し出すために“ハグの日”を制定することに。さらに、百合が抱いている不倫疑惑を払拭するべく、目の前でハグを見せつけようと試みるも失敗が続いていた。

そんな中、恋人っぽさの練習を必死にしてきたこともあり、みくりに心を開きはじめ、ぐっと距離が近づいたように思えた2人。そんな2人に襲いかかる新たな試練とは…?!

出典:公式サイト

感想

今回はまさか、みくりの家事労働党の選挙放送からのスタート。ジャケットも女性の政治家っぽいなぁ・・・。

さらに選挙演説での「恋人革命」の宣言、流石にちょっと笑ってしまいました。小賢しいぞーと野次られても全然負けません。強い子、笑。

恋人のおいしい所だけ欲しいというみくりに対して、悩みまくる津崎さん。たくさん悩んで、ニヤつきながらも、スキンシップを受け入れました。そうして決まった『毎週火曜日はハグの日』。資源ごみの日と同じで覚えやすいとのこと。

まずはハグから」と言い出すみくりに「え?いきなり?」と動揺するチェリー津崎。それでも手の“恋人つなぎ”に比べたらということでハグる二人。かわいいなぁ、津崎さん、笑。

衝撃波が来たらギュッと抱きしめて、カウントワンツースリーで終了です。

というプロレス的ハグ理論に対して「ヤァー」と言い合いながらハグをする二人がまた可愛い。もう二人共可愛い。飯食える。

かもしましょう新婚感!出しましょう親密感!』という、今回のキャッチフレーズがハグのたびに飛び交います。楽しい。

そんなマイペースな二人に対して、夫婦仲を心配して1人あたふたするユリちゃん。口ではうるさい叔母だと思われたくないと言っているが、電話で聞いてくるわ、風見を問い詰めるわ、自宅まで押しかけるわで、うるさい叔母のお手本のような行動をしていました、笑。挙げ句の果てにヤマタノオロチを退治するする時のようだと言われてましたね。

ゴタゴタはあったものの、2人でピクニックに行き、ヒラマサさんの過去の地獄ピクニックの話や、やっさんの離婚の話など、お互いの考え方や過去の出来事を話し合う。こういう時間て実は一番大切だったりしますよね。

口笛の下手なヒラマサさんに笑いつつも、ツラい時に「味方だからね」と言ってくれる存在の大切さなど、結構重要といえる場面が多くありました。じんわり感動してしまうなぁ。

あと、ハグ関連の事について「拒絶されなくて良かった」というみくりの場面も良かった。僕の中では『拒絶』ってこのドラマのメインテーマなのではないかと思うんですよね。

会社から拒絶されてきたみくりと、異性から拒絶されてきたヒラマサさんがお互いに不足している部分を補っていく話だと思う。拒絶に対して臆病になっているからお互いの距離が中々縮まらないんですよね。でもその感覚は誰しもが持っている感覚だと思います。だから、このドラマが共感を呼ぶのかもしれません。

次回はドキドキの新婚旅行!?に元カレの登場!?

一週間後が待ち遠しい・・・

ちなみに、ドラマで出てきた瓦そば―!美味そう!どこで食べれるんだろう??

第6話 視聴率13.6%

あらすじ

「ハグの日」の制定により、恋人っぽい空気をかもし出すことに慣れてきたみくり(新垣結衣)と津崎(星野源)。スキンシップのおかげもあり、2人の日常には平和なムードが漂っていた。

ある日、社内でのセクハラ&パワハラ疑惑が噂され、怒り心頭の百合(石田ゆり子)が津崎家に襲来。愚痴大会になるかと思いきや、みくりと津崎の関係を心配するあまり、2人のためにペアの宿泊旅行券を手に入れたという。“旅行”という言葉に当初戸惑っていた2人だったが、姪っ子想いの百合の優しさを無駄に出来ず、“新婚旅行”と言う名の“社員旅行”へ出かけることに。 

家から出て開放的な気分で旅館に訪れた2人だったが、訪れた温泉旅館で用意されていたのは、なんと夫婦やカップルで寝るのに最良なダブルベッド…。ひとつ屋根の下に暮らしているとはいえ、別々の部屋で寝てきたみくりと津崎は大慌て!そんな突然のアクシデントにも温厚に対応する真面目な津崎の姿に、みくりは昔交際していた元カレ・カヲル(小柳 友)を思い出していた。津崎とは正反対のタイプで、価値観が合わずに振られた思い出が脳裏をよぎる。すると、みくりの目線の先に見覚えのある男の姿が…。

みくりと長い時間一緒に過ごし、恋人疑似体験を味わうことが心地よくなってきた津崎。一方で、結婚の提案も恋人になる提案も、いつも自分からばかり発信しているみくりは、2人の関係に対し疲れと諦めを感じ始めていた…

出典:公式サイト

感想

前回の幸せオーラに満たされていたエンディングの延長で、資源ごみの火曜日の文字を見てニヤつくみくり。 1日の仕事をこなし 夜にヒラマサさんにハグの日であることを伝えるものの、前借りの件があったのでこの日は無しで。ただし床は冷えるのでと、ソファお勧められて割と平和な時間を過ごす二人、なんかいいですね。理想的な平穏な生活です。

てか、ユリちゃんがだんだんと痛いおばさんになってきているみたいで見ていて嫌だなぁ、笑。今回は、お小言オバサン。色ボケオバサン。セクハラオバサン。クレーマーオバサン。の称号まで手に入れたユリちゃん。もはや無双状態でしたね。結構好きなんだけどなぁ…。さらに林先生金八先生をインスパイア。微妙なチョイスの古さがまた良いですよね。

さて、今回は新婚旅行?社員旅行?のお話でしたが、ゆったりと平和な空気から一転。ダブルベットに客室露店風呂とドキドキする展開の連続でした。

そんな中でもキーアイテムは、とぐろターボまむしドリンク)でしたね。もうまむしドリンクにかかわるすべての行動が爆笑ものでした。 マムシドリンクだと気がつかずに持ってきてしまったひらまささん。

みくりにバレないように四苦八苦する姿がとても面白い。バタバタしつつ部屋が変わった後に忘れ物(まむしドリンク)を届けてくれた仲居さんが素敵でしたねぇ。 女性にバレないようにマムシドリンクを包んで持ってきてくれる気遣い。何と優秀なんでしょうか。仕事プラスアルファのことができる素晴らしい仲居さんでした。(男性にとって)

そしてマムシドリンクのクライマックスについては、ヒラマサの鞄の中に入っていたマムシドリンクをみくりが見つけてしまうシーン。嫌ではないはずなのに、スーパー真顔ですね。旅行先で男性のカバンからマムシドリンクを見つけてしまった女性の気持ちに関しては流石に僕は分からないです、が何らかの心構えが必要だということだけはわかります。 みくりの表情はその心構えの表れのような気がしました。まぁ結局何もなかったんですけどね…はぁ。

つーか、なんだあの元彼の男、うざったいなぁ…柱の角に頭でもぶつけて失神してればいいんだ、三年ほど。

元カレの出現もありお互いの気持ちが微妙にすれ違っている状態で 帰路に着きます。お互いにお互いの事を強く思っているだけに電車でのモノローグが切なく心に響きます。ああ、もどかしい…。

あと一駅で元の日常に戻り、何も求めず期待をしないでいこうところに決めるみくり。

「頑張れヒラマサ!ここで手を握るんだ!!」

と応援をしていたら駅に到着してしまい、あぁ残念…と思っていたら、手を握ったじゃないか!

「でかした!ヒラマサ!よく手を握った!」

なんて思ったのもつかの間。

いや、てか、キ、キ、キ

キスしてるぅーー!!

しかも、そこでソッコーエンディングとは…来週が楽しみすぎますね!!

セーラー服に違和感がないという不思議。


あと、石田ゆり子さんの『恋ダンス』のリアル練習風景が可愛らしい。なんて素敵な女性でしょうかっ!!


第7話 視聴率13.6%

あらすじ

波乱の社員旅行の帰り道、みくり(新垣結衣)に突然キスをした津崎(星野源)。しかしその後、帰りの車内でも、家に帰ってきてからも津崎は一切そのことに触れず、完全にスルー状態。

一方キスをされたみくりは、淡い期待を抱いたのもつかの間、またも壁を作りはじめてしまった津崎の反応が理解できずにいた。
そして、せっかく訪れた“ハグの日”も、まるでキスを後悔しているかのように、仕方なさそうにことを済ませる津崎の態度に益々不満がつのるみくり。腹を割って話せる仲になりつつある風見(大谷亮平)に相談をしたところ、突然風見が思いもよらぬ行動をとる。

そんな中、みくりの誕生日が一ヶ月も過ぎていることに気づいた津崎は、プレゼントの相談をした愛妻家の日野(藤井隆)に驚かれる。片やちゃっかりみくりにプレゼントを渡したという風見に動揺する。ただの雇用関係ではあるものの、妻の誕生日を夫である自分だけが気づいていなかったという現実に動揺した津崎は、初めての女性へのプレゼント選びに奮闘するが…。

出典:公式サイト

感想

前回の列車の中での衝撃的キスから一転、キスの件はオールスルーで進むヒラマサに落ち込むみくり。そりゃあ前回の展開から完全スルーされたら凹みますよ!

凹みすぎちゃってスモールバスガイドみくりや、燃やしまくりのマッチ売りの少女の妄想が流れます。何やってんだ!ヒラマサ!しっかりしろっ!

そんなヒラマサの気持ちがわからずに、シーツをかぶり、くちびるを触りながら「嬉しかったのにな…」というみくり。かっかわいすぎる…。

ヒラマサも電車でキスをした時の心境を「離れがたくて、通じ合ってる気がして、愛おしくて」と、恋愛感情を感じているはずなのに、調子に乗ってハネムーンハイになっていただけだと自己分析してしまいます。そして勝手にみくりが怒っていると考えてしまいます。う~ん踏み込んで欲しいなぁ…ムズムズしますよね、笑。

ちなみにこのシーンでの、

そうですね。このくらいの年になれば、流石にキスくらいはしたことがあります

というヒラマサのワンショット。正直見ると何度も笑ってしまいますよね。

そのたった一回の『キス』について今回は二人が悩みまくります。今まで通りの生活を守りたくてキスをなかったことにしようとするヒラマサに対して、キスをなかったことになんて出来ないみくりの気持ちが月明かりの下、すれ違います。

みくりの誕生日を忘れていたこともあって、賞与としてお金を渡すヒラマサ。

みくりはキスのことを聞きたいのにやっぱりすれ違ってますね。結局、顔を合わせて聞くのではなくメールにてキスの件を聞きます。これはみくりのナイス判断。微妙にメールもすれ違っていてニヤニヤしちゃいました、笑。

特にメールの最後のやり取り。キスの件で「二回目もお待ちしております」と書き込んだあとに悶えに悶え、結局消して「末永く。」と書き換えるみくり。ううっ身悶えるなぁ~。でもそのやりとりによってみくりとヒラマサの距離がグッと縮まりましたね。

特に今回はヒラマサの自発的なハグでみくりが好きの嵐状態に!ハグされてるみくりの表情から見てとれる動揺が可愛らしいですね。

そしてそのままザ・ベストテンのオマージュに、笑。

このドラマ見ている世代ってザ・ベストテンなんて知ってるのかな?一応ランキングを書いてみましょう。ドラマで出てきた名セリフが並びます。

ちなみに、こちらが先月のランキング

  1. ナシ
  2. ナシ
  3. ナシ
  4. 僕らの罪悪感は僕らで背負う
  5. 逃げるのは恥だけど役に立つ
  6. 私はみくりの味方だからね
  7. 好きです~周りの意見はどうでも~
  8. 家事をお願いして良かった
  9. 二人で決めたならいいじゃない
  10. 上を向いて働こう

上位はヒラマサが入ってますが、ヒラマサ以外の言葉もいくつか入ってますね。

そして今週のランキング

  1. 今日はちゃんと先に寝てください
  2. 君の作る料理が好きだ
  3. 僕らの罪悪感は僕らで背負う
  4. やってみましょうか、恋人
  5. 逃げるのは恥だけど役に立つ
  6. 下は冷えます
  7. バニラ
  8. 上を向いて働こう
  9. 家事をお願いして良かった
  10. ささやかですが

おお、ランキングをヒラマサ語録が独占してます。7位に先月のランキングに入ってなかった「バニラ」まで入ってる、笑。まさにヒラマサさん旋風です。10位の「ささやかですが」ってもはや日常会話ですよね。いつの話だろう。

あとランキングの流れで気になった点をいくつか。

  • 沼田さんの「まってまって、君たちパッションだよね」が面白い。古田さんの演技って本当におもしろい。
  • やっさんの八百屋が、さすがに品揃え悪すぎる。
  • 帰社しようとするユリちゃんに後ろから近づくヒラマサが挙動不審。
  • みくりのあまりの可愛さに家を出て崩れ落ちるヒラマサ。わかる、わかるよ~。

そして今回のクライマックス!ドラマが始まってから一番いい雰囲気の日常を過ごし、ラストシーンでは肩に寄りかかり、キスをして、抱きしめ合う二人

かつてないほど良い雰囲気の中、みくりが耳元でささやきます…

良いですよ、私は。平匡さんとなら…そういうことしても…

おおおおおおおおっ!!!キターーーーーー!!!テンションもMAXです!!そして、そのままハッピーに終わるのかと思いきや…。

ごめんなさい。無理です、僕には。そういうことがしたいんじゃありません

!?

ヒラマサ、なぜ拒否る!?

謝りながらみくりを遠ざけるヒラマサ。なぜ?どうして?

なんだよーふざけんなよー金返せー的心境ではありますが笑。来週が楽しみだーー!毎週言ってるなーー。

おおっ藤井隆さんもダンスの練習をしている…。これは大団円のダンスの予感…。終わって欲しくないけど楽しみだなぁ…。


第8話 視聴率16.1%

あらすじ

みくり(新垣結衣)が突然、家からいなくなった。みくりに対して拒絶をするような態度をとってしまったことが原因だと考え、困惑する津崎(星野源)。会社では、勘の鋭い沼田(古田新太)に2人の関係について核心をつかれそうになり、悩ましい一人の日々が続く。

また、みくりに家事代行に来てもらっている風見(大谷亮平)も、仲の良い百合(石田ゆり子)もみくりの行方を知らない様子だった。 

ある日津崎は、日野(藤井隆)に飲み会に誘われ、ひょんなことから風見とみくりのことについて言い合いになり、珍しく感情的になってしまう…。

出典:公式サイト

感想

ヒラマサの拒絶で傷ついて、思い出しては身悶えるみくり。いやいや、アンタは悪くないよ!ヒラマサが悪いよ!と、ひたすらみくりに感情移入してしまう今回のスタート。どことなく全体的に落ち着いた印象の話でしたね。

拒絶されたことに対するショックで逃げ出したいと思っていたみくりは、母・桜の骨折を理由に両親のもとへ行く。その際にもお弁当の用意をしっかりこなしていくあたりが、みくりの非常に真面目な性格が現れています。

ヒラマサは、みくりが去った後もみくりの気持ちを考える余裕がなく、さらに飲み会の席ではその余裕のなさから風見さんとぶつかってしまいます。

その後の印象的なシーンとしては、ユリちゃんと風見さんが酒で潰れたヒラマサを運んでいる時に、自身の学生時代の恋愛の話をした所がありましたね。学生時代の彼女がヒラマサと同じように自尊感情が低かった為、別れを告げられた風見さん。

自分ばかり見ている彼女に何を言えばよかったんでしょう。

と、ユリちゃんに語ります。そしてその言葉は、少しだけ意識があるヒラマサにも響きます。てか風見さん超イケメン。日産ジュークのCMではイケメン風ギャグに見えるけど、ドラマだと超イケメン、笑。

てか、自尊感情が低いと余裕がなくなり自分のことにばかりに気持ちがいってしまうんですよね。

自分が」こう思われるんじゃないか?

自分が」嫌われるんじゃないか?

など、対人関係を考えるときに「自分が」という言葉が頭にくっついてきてしまい、相手の事を思いやる余裕がなくなってしまうんですよね。本当に大切な事は、相手の気持ちと自分の気持ちのバランスなんですけどね。なかなか理想のようにはいかないですよね。

しかし、その風見さんの言葉によって、みくりの気持ちを考えるようになったヒラマサが、みくりの作ったご飯と貼ってあるメッセージを読んで反省をします。そうだ、もっと反省しろ!ジャンジャン反省しろ!みくりみたいに妄想するイマジネーションもない男は反省しろ!!と内心で責めまくってました、笑。

そういえば、今回のみくりの妄想はどれもパンチが効いていましたね。

情熱大陸の無職バージョン。ニートの新垣結衣が新鮮でしたが、隠しきれない可愛さがボサボサ髪ジャージからこぼれてました。せんべい布団に赤ドテラでも可愛いとは…。

家族でやっていた朝まで生テレビのパロディーであるあくまで生テレビもありました。

原作でも出てきましたが、『高校生育児制度』というのも新鮮な意見でした。実現は難しいでしょうけどね。画面が切り替わった時の、姪っ子ちゃんのあくびが可愛らしかったですね。

あと、みくりはいろいろなものを見る度に、ヒラマサに拒絶されたことを思い出して身悶えていましたが、個人的には、その拒絶を忘れるためのスポーツ選手(たぶん柔道?)の妄想が特に面白かったですね。

森山みくり 恋愛47kg級』のテロップ。さらにその時の映像の右下にREPLAYの文字が、笑。こういうちょっとした遊びが散りばめられているから、辛いシーンを楽な気持ちで見れるのは本当に素晴らしい演出でした。

そして今回のラスト!最終的にはしっかりと自己開示をして、みくりの事を思いやる発言が出来るようになったヒラマサと、部屋に帰ると決意したみくりが電話で思いのたけをぶつけます。

お互いがお互いを受け入れて、力強くハグして星野源さんの『』が流れて大盛り上がりのエンディング!!

かと思いきや…

いえ、お義父さんでは…ありません…笑。みくりは家に、ヒラマサはご両親の家にすれ違ってしまい、そのまま編集しても5時間もあるみくりの運動会のビデオを見せられて今回は終了。ドタバタでも笑顔のエンディングでした。とりあえず、二人の仲が戻ってよかったですね!

来週は今週の重い雰囲気を吹き飛ばしてくれそうな予感・・・♪


第9話 視聴率16.9%

あらすじ

別居状態から脱出し、津崎(星野源)と二人で過ごす日々の幸せをかみ締めるみくり(新垣結衣)。その反面、積極的になりはじめた津崎の態度に微かな疑問を抱いていた。

ある日、津崎の会社では、不況の影響により社員のリストラが噂され、沼田(古田新太)が何やら怪しい動きをとりはじめる。そんな中、津崎と風見(大谷亮平)の前に、超ポジティブな取引先のOL・五十嵐安奈(内田理央)が現れる。ドライな性格の風見に対しても積極的な杏奈は、みくりに、津崎への思いもよらぬ疑惑を抱かせるのであった。

一方、恋愛を忘れ仕事に一生懸命に生きていた百合(石田ゆり子)だが、ここに来てまさかのモテ期到来!?かねてより“イケメン”というだけで毛嫌いをしてきた風見にも少しずつ心を開き始めているようだが…。

出典:公式サイト

感想

前回のすれ違いからずっと逢えてない二人。メールでも

「明日には帰ります」
「今日こそは帰ります」
「今日こそは絶対に帰ります!!」

という帰ります三段活用しないといけないくらい帰りたがっているのに、帰ったら夜中の2時。みくりは当然寝ているので結局またすれ違ってしまう二人。

そのまま会社に行ったヒラマサは、飲みの席で揉めてしまった風見さんと話します。飲み会のあとでヒラマサが起きていることを知っていながら、車の中での話をしていた風見さん。「僕は性格が悪いんです」そんなことを言いながらヒラマサに隠れてアドバイスをしていたんですね。メチャクチャイケメンだなぁ風見さん

そんなこんなで帰ってきたヒラマサ。帰ってくるなり甘えるようにハグをする二人。おおいいね!なんか距離が縮まっている気がする!

なし崩し的にこのまま二人の距離が縮んでいくのかと思いきや、そこは真面目なヒラマサ。恋人なんだから自由にハグして自由にキスをすればいいのに、

システムの再構築が必要です

と、あくまでも形式にこだわろうとします。面倒くさい男ですね、笑。

今回は主婦の価値を巡って、なんでも鑑定団の妄想が爆発。

価値は一体? 書「主婦」

という文字と共に主婦の労働対価について考えます。

さらに今回は珍しくヒラマサの妄想も爆発。

手放したくない水墨画「森山みくり」

ヒラマサにしてみたらみくりはそばにいて欲しいでしょう。さらに自分についても。

価値はあるのか?水墨画「津崎平匡」

金額が出たのに0円でした。なんて恋愛における自己評価が低い男なんでしょうか、笑。

自己評価が低いがゆえにみくりが自分のことを好きだということが信じられないヒラマサ。ついつい、みくりが誰とでもそういうことができる女性なのでは?と口に出てしまってました。それを聞いてしまって、

つつましい 女だったら よかったの?

ショックを受けて季語がない俳句を読むみくり。かわいそうで面白くてかわいそう、笑。

ちなみに今回は、ゆりちゃんと風見さんがいい感じで飲んでましたが、ゆりちゃんのデート話を聞いて風見さんが少し動揺してましたよね。いよいよ二人の中に進展が!

そんな風に思っていたら、自分の仕事のこだわりを、高齢の女性に対する皮肉の偏見で傷ついて、泣いているユリちゃんを庇ってあげる風見さんが!?ヤベーな、格好いいな。もう惚れそうだ。僕が惚れそうだ。抱いてくれぃ

そしてそんな二人とは真逆にみくりとヒラマサの今回の山場。

ヒラマサとポジティブ五十嵐さんが歩いているところを目撃したみくり。メールのやり取りで「会社です」と、ウソ(というほどでもないが)を言われた上に、蕎麦屋に入るところを目撃してしまい、ショックを受けてしまいます。

自分だけ好きで嫉妬で腹をたてているみくりと、鈍感なヒラマサの会話はもうキュンキュンですね。終始ニヤニヤしてしまいました。嫉妬して拗ねるみくりが可愛らしいなぁ。

好きって言ってくれない気持ち。
女の子と歩いているところを見た気持ち。
メールでウソをつかれた気持ち。

どれもみくりからの「好きだから」の裏返しの感情です。

みくりの気持ちを聞いて、ヒラマサもようやく自分の気持ちを素直に伝えます。そして嫉妬しているみくりをニヤつきながら嬉しそうにするヒラマサ。くーームカつくぜヒラマサ、笑。そこからの二人の会話がもう身悶えてしまいます。録画してたから5回見返してしまった。

みくりの嫉妬にニヤついているヒラマサに対して、

「何笑ってるんですか」

と怒るみくり。そんなみくりにヒラマサが伝えます。

「可愛いなって思って――ずっとみくりさんが僕の事好きならいいのになって思ってました」

ようやく言えた言葉。本心を勇気をもって伝えられるまでが本当に長かった笑。

「ずっと?」

「ずっとですーー考えないようにしてました」

苦笑いしながら話すヒラマサ。そんなヒラマサに対して、

「今日――火曜日ですよ」

やや伏し目がちにヒラマサにハグの日であることを伝えるみくり。ヒラマサも黙って抱きしめます。

「これからは――火曜じゃなくても、みくりさんを抱きしめていいですか?」

「何曜日でも、何時でも」

「何時でも?」

「朝までだって――すいません、私また――」

以前の失敗を思い出して思わず身体を離すみくり。しかし、そんなみくりを強く抱きしめなおすヒラマサ。

「一緒にいますか?朝まで」

「――うん」

この最後の「うん」がいいですよね~~~~。ずっと、職業としての主婦であるため、敬語の姿勢を通してきたみくりが、恋人としての姿勢の方が優った瞬間でした!

ああ、ついに二人が結ばれてしまう。嬉しいような切ないような絶妙な感情です、笑。次週はイチャイチャする二人とリストラの話のようです。

ああ、あと2週で終わってしまうのが悲しいなぁ…。


第10話 視聴率17.1%

あらすじ

ようやくお互いへの本当の気持ちをぶつけ合うことができたみくり(新垣結衣)と津崎(星野源)。恋人同士の甘い生活がはじまり、楽しそうなみくりに対して、長年“プロの独身”を貫いてきた津崎は初めてのことばかりで、どこか緊張気味…。

 一方、何事にも動じない強いはずの百合(石田ゆり子)の涙を目にしてから、百合のことが気にかかる風見(大谷亮平)。百合もまた、風見の意外な優しさに触れ、お互いを徐々に意識し始めた頃、風見は、驚きの言葉を百合に投げかける。

出典:公式サイト

感想

前回の心のつながり&二人のベッドイン?からドキドキの第10話が始まります。第10話の前半は二人の距離が縮まりまくっていて幸せオーラ全開でした!見ていきましょう!

流れでそのままスムーズに朝チュンの場面へ行くのかと思いきや、やはりもうひと波乱ありました。朝まで一緒にいようと言ったものの、経験のないチェリーヒラマサとしては、想像で出てくるのは朝まで数独マリオカートロボホンくらいのもので…。

逆にみくりは、蕎麦を止めていた輪ゴムからコンドームを連想します。ここは思わず声を出して笑ってしまいました。確かにみくりは考えるでしょうね笑。

てか初ベットのシーンで新垣結衣が添い寝しながら、

イチャイチャしないの?」

って聞いてくるって、もはや興奮で耳が爆発しそうですよね。テレビごしでも爆発しそうだ。ちょっと爆発したわ。そのまま、色々と配慮された演出でぬいぐるみとロボホンでのイチャイチャシーンも良かった。いろいろ配慮したんでしょうけど、個人的には逆にちょっとエロかった笑。でも楽しい演出の連続ですよね。

結局、ヒラマサのヒラマサがギラマサしなかった為に、敵前逃亡してしまうヒラマサ。何故とぐろターボを返してしまったのかが悔やまれますね。でも、同じ失敗を二度しないところがヒラマサです!

大切な人から逃げてはダメだ

と男らしくみくりの元に戻っていきます。その表情は見事なまでのギラマサです。そして二人は―――わーわーわー―――ですね。幸せそうで良かったなぁ♪

でも、朝チュンと共にみくりが

おめでとうございます

って言ったのが

(童貞卒業)おめでとうございます

という意味に聞こえてしまって何だか小さく自己嫌悪に。童貞卒業おめでとうございますなんて言うわけないよね。でも思っちゃった笑。でもこれでようやくヒラマサが童貞卒業したので、これからはヒラマサではなく平匡と書く事にします。おめでとうございます。

二人の幸せな時間が流れて、みくりの仕事が終わるのをまつ平匡に、「ウソですっ終わりましたっ」と言いながらバックハグをするみくり

ヒラマサ可愛いし、みくりも可愛すぎる。可愛すぎて気絶しそう、笑。

そんな幸せな状態での今回の妄想は『新婚さんいらっしゃい』のオマージュ。

新婚オーラとはこういうものを言うんでしょうね。チョコチョコと顔を合わせながらのろける二人の演技、楽しいです

さて、そんな幸せな状態から話変わってリストラ問題に四苦八苦する沼田さん。悩みながらも平匡にリストラの件を伝えます。

リストラをするなら、家族を養う責任がなく優秀で転職しやすい人からというのは、止むおえないことなんでしょうが、伝え手もつらいでしょうね。

それはそうと、風見さんとユリちゃんが美術館で出会い、お互いに感じるものがあるにも関わらず、距離を保とうとしていましたね。なんかお互いに意識しまくりです!ってかユリちゃんをガン見する風見さん笑。見すぎだよ、見すぎ。

ユリちゃんを家に招待した風見さん。ストレートに抱きたいと伝えるが軽く受け流されてしまいます。―――と思いきや、外に出たユリちゃんは動揺しまくりです。かわいい笑。最終話で二人の間にも進展が見られたら嬉しいですね。

そして、第10話の最後には平匡が張り切ってプロポーズをするのですが――

お店のチョイスを伝えなかったり、若干背伸びした行動をとってしまうのは、恋愛初心者あるあるなのでしょうが、ちょっぴり見ていて痛々しい・・・。ずっと必死に転職先を探しているのかと思いきや、実はみくりにプロポーズをするお店を探していたところも、現実が見えていない状態と言えるかもしれません。

いや、仕事探せやっ!!!

さらに、プロポーズについてもみくりの性格を含めて伝えるべき内容やタイミングも最悪で、ことごとく裏目に出てしまっています。もう平匡からヒラマサに格下げしてしまいそうです

しかし、これはこの作品のテーマとも言える『専業主婦の労働対価』に対する基本的な意見相違が、ここに来て表面化してきていると言っていいかもしれまんせんね。

原作ではワリと社会問題に対する提起が強めに出ているところもあるので、ドラマでもこの部分はしっかりと表現されるべき問題だなと思います。やりがいや友情という言葉を使ってただ働きをさせる『やりがい搾取』の話も出ていましたが、平匡のプロポーズも『愛情の搾取』とつっぱねてしまいます。う~ん、手厳しい。

でもさー平匡も恋人になったとはいえ、今まであれだけキッチリやってたのに、最後の最後でなぜ適当になるのか・・・しっかり話し合いをしてからプロポーズに挑めばこんなことにならないのにねー。共働きして家政婦を雇えばいいのにね、笑

今回のラストがエンディングにどのような結果をもたらすのか?

平匡の仕事は見つけられるのか?

みくりはプロポーズを受けるのだろうか?

果たして二人の選択は?

最終話も目が離せませんね!!余談ですが、エンディングが安住アナバージョンでしたよね。爆笑です。すでに逃げ恥ロスは始まっているけど果たしてファンの心は耐えきれるのか!!


最終話 視聴率20.8%

あらすじ

みくり(新垣結衣)へ突然プロポーズをした津崎(星野源)。しかし、その行動に津崎のリストラが影響していることを知ったみくりは複雑な気持ちでいた。 また、親友の安恵(真野恵里菜)の誘いで副業をはじめたことにより、次第に本職である主婦の仕事が手につかなくなってしまったみくり。心の余裕の無さから、優しい気遣いを見せる津崎にもきつくあたってしまう。 

一方、17歳の年の差がある百合(石田ゆり子)に対して、自分の本当の気持ちを伝えた風見(大谷亮平)。その告白を受け、戸惑いを隠せない百合はあることを心に決める。

夫=雇用主、妻=従業員の、仕事としての結婚からはじまった2人の夫婦生活。 ハグをして、恋人になり、近づいては離れるもどかしい関係が続いたが、果たして、2人が最後に下す決断とは…?

出典:公式サイト

感想

いよいよ終わってしまう逃げ恥の最終話。ああ、ロスが酷い…。『○○ロス』という言葉は好きじゃないけど逃げ恥ロスは本当に感じてしまいますね。本当は終わって欲しくないけど、最後までしっかりと内容を見ていきましょう!

前回のプロポーズ失敗から気まずい二人。『好きの搾取』と言われて反省する平匡とみくりは話し合って問題解決を図ります。

みくりはあおぞら市と結婚の共通点から自らのモヤモヤの原因を突き止めており、その原因が、『主婦の生活費=最低賃金』という形態において、求められる仕事に対する最低賃金への満足度の問題であると指摘します。専業主婦の労働の対価は、その最低賃金に対して『+雇用主の評価(愛情)』が上乗せされるが、その上乗せに関しては夫の主観に当たるので不安定なもの。その現実にモヤモヤしていたんですね。

なるほど!・・・と言いたい気持ちはわかりますが、プロポーズに対する答えだと思うとちょっと面倒ですね笑。

対する平匡の答えは、夫婦は雇用主と従業員という関係ではなく、『共同経営責任者』であるという考え方。これは比較的現代社会における子供がいない共働き夫婦の感覚に近い気がしますね。

ということで、まさかまさかの真田丸のオマージュで新しい生活スタイルを模索し始める二人の日々が始まります。このドラマの素敵なところは、こういう重い展開になりそうな時に、しっかりと話し合って前向きな楽しい妄想で前進できるところですよね。真田丸から陣取り合戦を引っ張ってくるとは思わなかったので本当に笑ってしまいました。

ところが今回はそう簡単にはふたりの関係は修復できませんでした。

みくりの夕食当番だったが間に合わず、代わりに“ご飯を炊くこと”を平匡に頼んでいたが、平匡がそれを忘れてしまっていたことを、みくりは強めに責めてしまっていました。うーん。厳しい…。たかがご飯を炊かなかっただけにしては厳しいです。余裕がなくなることで平匡に厳しく接してしまうみくりは自己嫌悪に陥ります

そんなときは、時間を空けることや、素直に謝ってしまうことが大切なんですけどね。
余裕がないとそういった選択肢が浮かんでこないんですよね。難しいなぁ…見てて辛い。

余裕のなさから自尊感情も低くなってしまい、平匡に対して刺々しく接してしまい、心のシャッターもおろしてしまったみくり。そんな様子を平匡は過去の自分と重ねます。今まで何度も自分がおろしてきたシャッターを、みくりが開けてくれた事。その時にみくりが何をしてくれたのかを思い出す平匡

お風呂に引きこもったみくりと扉越しに会話するシーンは、結婚して二人でいる事の意味を真摯に伝えてくれているような印象を受けました。

また、同時に星野源さんの『』の歌詞にあるように“夫婦を超えて”、常識的な結婚ではなくとも、二人の新しい関係を作ろうとするポジティブなメッセージにも捉えられる名シーンでしたね。それに自分が気にして思い悩んでいることを、寄り添いながら「大したことじゃない」って言ってもらえると気持ちが楽になりますよね

そして…気持ちを立て直して青空市へ。小さな問題はありつつも大成功をおさめます。そんな成功の様子を見て、卑下している訳ではないのでしょうが、

小賢しいことが人の役に立つこともあるんですね

と今回の仕事を振り返るみくり。ところが平匡は、

小賢しいってなんですか?

と不思議そうな顔をみくりに向けます。

僕はみくりさんを下に見たことはないし、小賢しいなんて思ったこと一度もありません
みくりの過去のトラウマを払拭するような優しい言葉を伝えます。

そして平匡に抱きつくみくり。自分を受け入れてくれる平匡に率直な気持ちをぶつけます。

ありがとう、大好き

公衆の面前で力強くハグする二人。

二人の恋愛を見守ってきたから、もはやムズキュンとかじゃなくて、単純に感慨深いよ、もう笑。ああ、良かったなぁとしみじみしてしまいました。爆発するように感情が高ぶるのではなくやさしくしっとりとするエンディングが、なんともこのドラマっぽくて僕はとても好印象でした。

そういえば、ラストだけあって凄まじいサプライズがいくつもありましたね。

①日野さん(藤井隆)の嫁が本当に乙葉さん。

ええっ!とテンションを上げまくってしまった。マジで藤井隆の嫁が来るとは笑。嬉しいサプライズでしたね!!

②沼田さんのLINEで何度も出てきた『YURI』はユリちゃんじゃなくて梅原。

これも衝撃的!!まさか沼田さんが連絡していた相手をユリちゃんだと思わせるミスリードだったとは…。

確かに、ユリちゃんが「梅原くんはイケメンなのにムカつかない」と言っていたセリフにも繋がります。でも、二人が出会えてよかったね~。

③ユリちゃんと風見さんの恋愛が見事に成就!

…これはサプライズという感じではないかもしれませんが、二人がようやく気持ちを伝えあえて嬉しいですね。

序盤では年齢を理由に風見を振ってしまうユリちゃんでしたが、梅原くんの話を聞き、逢いたくても逢えない訳ではない自分と風見の関係性を考え直します。また、ポジティブモンスターから宣戦布告を受けることで、年齢に一番こだわっていたのは実は自分の方だったんだと気づかされ、最終的には風見の気持ちを受け入れることに!

いつだって逢えるし、同じ時代を生きているんですもんね。限られた時間は一緒にいるべきです。年齢の差が小さいとは言いませんが、覚悟と価値観の変化でどうとでもなる問題でもあります。キスに戸惑うユリちゃん、可愛いですよね笑

④最後の最後はフレンドパークの妄想

フレンドパークの最後のダーツで様々な未来のパターンが流れました。

挙式をあげたり、子沢山だったり、専業主夫だったり、どの未来も素敵でしたね。

でも素敵であればあるほど、終わってしまったという感情が深く残ってしまいます…。

ああ、でも遂に終わってしまったなぁ…。悲しいなぁ…。

まとめの感想

逃げ恥ロスがマジ辛い。ですが、しぶしぶまとめの感想を・・・。

このドラマはモノローグが多かったので、自然と本人たちの感情を理解した状態で物語が進んでいきます。だからこそ、登場人物たちが他人を見て分析する感覚と、実際の本人たちの感情との差に驚きますよね。

契約結婚なのに本当の結婚だと周囲は信じます。しかし、新婚感がないということで疑われるものの、実際に二人はお互いを好意的に思っていたりします。でもその好意が伝わらなかったりと、外側と内側のギャップが連続しています。まぁ結局、他人のことなんてわからないという事なんでしょう。だから社会が成り立っているともいえますし。

また、このドラマの恋愛パートは高校生のころの恋愛観を社会人世代の人がやっているというギャップもあり、そこも広い世代の人たちに好意的に受け入れられるのかもしれません。

そういったギャップが“ムズキュン”に繋がるのでしょうね。本当に楽しかった。

さらにこのドラマは恋愛パートだけではなく、労働や結婚に対する社会問題に向かい合っている側面もあります。契約結婚、主婦の労働対価、最低賃金の問題など恋愛ドラマと相性の悪そうな問題を盛り込んで、これだけ素敵なドラマに仕上げたことにはもう脱帽です。

綺麗事を言うわけではないのですが、現代社会の夫婦の生活における問題ごとは、みくりの最後のセリフに込められている意味が大切なのでしょうね。

いつだってまた、火曜日から始めよう

これはきっと、みくりにとって平匡と共にいることが大切であるというメッセージ

問題が起きて困ってしまった時、辛くなってしまった時、そこから立て直していく時は、自分が一番大切に思えることから考えて、その基準がぶれないように物事を考えていくことが重要ということなのではないでしょうか。

という訳で、ムズキュン出来て社会問題も扱い、さらに大切なメッセージまで伝えてくれる素晴らしいドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の感想はここまでです。読んでくださった方、ありがとうございました。

きっと続編…というかスペシャルドラマがやると信じているので、その時にまた!

新作ドラマの感想

新作ドラマが2021年1月2日に放送が決定しました。
どうやら夫婦に子供ができたみたいです。
新作ドラマの内容については、下記記事でまとめています。
よかったら下記記事も参考にしてください。

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