【2017Jリーグ】外国人選手のみで構成したベストイレブンを発表

天皇杯決勝が終わり、今シーズンの国内サッカーは全ての試合が終了。Jリーグは川崎フロンターレ、ルヴァン杯と天皇杯をセレッソ大阪、ACLを浦和レッズが制した。各チームのサポーターにとっては満足の一年だっただろう。

今季はDAZNのお陰で例年以上にJリーグの試合を見ることができたが、そこで感じたのは、昔と変わらずに外国人選手の出来がチームの結果を左右している事実。過去にストイコビッチやレオナルドがいた頃に比べて華はなくなったが、未だにJリーグにおける外国人選手の存在感は大きい。だが、Jリーグアウォーズで選ばれた外国人選手は川崎のエウシーニョただ一人というモヤモヤ。ということで、2017年にJ1でプレーした外国人選手のみのベストイレブンを考えてみたい。

2017年ベストイレブン(外国人)

GK

チョン ソンリョン(川崎フロンターレ)
2018 チョンソンリョン 055 Jリーグカード 川崎フロンターレ 直筆サインカード
ノーブランド品

ジュビロ磐田のカミンスキーと悩んだが、初制覇の貢献度からチョン・ソンリョンを選出。信じられない反射神経を見せてサラッとスーパーセーブをする川崎の守護神。チョン・ソンリョンがいなければ勝ち点を落としていた試合は幾つもあった。


DF

エウシーニョ(川崎フロンターレ)
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Jリーグアウォーズでもベストイレブン入りをしたエウシーニョ。怪我の影響で開幕から6月上旬まで離脱していたが、復帰後は右サイドに君臨して川崎の攻撃に厚みを加えた。守備が疎かになることもあるが、それ以上に攻撃面での貢献度が光るサイドバック。活躍する度にSNSでは【#そこにエウソン】という言葉が増えるほど、従来のポジションの枠に収まらない活躍を見せてくれた。ゴールの質も高い。


マテイ ヨニッチ(セレッソ大阪)

セレッソ大阪の2冠に大きく貢献したヨニッチ。体格を活かした激しい守備で対戦相手のエースを苦しめた。特筆すべきはリーグ戦全試合に出場し、貰ったカードは1枚のみというクリーンさ。


MF

ソウザ(セレッソ大阪)

こちらもセレッソ大阪の2冠に貢献したソウザ。個人的にはセレッソの年間MVP。スタミナを活かした激しい守備に加え、攻撃でも中長距離のパスやシュートで相手に脅威を与え続けた。コンビを組む日本代表の山口蛍が霞む程の活躍。


レオ・シルバ(鹿島アントラーズ)
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最後の最後でチームはタイトルを逃してしまったが、レオ・シルバの安定感はシーズンを通じて安定していた。守備はサボらず、パスも正確で万能MFっぷりを見せる。アルビレックス新潟がJ2降格した要因の1つにレオ・シルバに代わる選手が見つからなかったことだと考えている。それほどまでに影響力ある選手。


エドゥアルド ネット(川崎フロンターレ)
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リーチの長さを活かしたキープ力で川崎のポゼッションサッカーを支えた。稀に軽いプレーが見られるが、リスクをとって勝負パスを出す姿勢は見習いところ。


アダイウトン(ジュビロ磐田)

ジュビロ磐田のカウンター攻撃で相手の脅威になっていたアダイウトン。176cmで83kgという見た目重量級に見えるが、意外にもスピードがある選手。自分勝手なプレーも少なく、攻守に大きく貢献。


レアンドロ(鹿島アントラーズ)

シーズン途中で大岩監督に変わってから出番が増えたブラジル人アタッカー。キープ力とドリブルで相手守備陣を切り裂き、アシストにゴールと暴れた。もっと早くスタメンに固定されていれば…と思う。


FW

マルティノス(横浜F・マリノス)

スピードもあってカットインからのシュートも力強く、今一番Jリーグで「見たい!」と思わせる選手。 普段はサイドに位置しているが、ゴール前に入り込むタイミングも絶妙。シーズン途中で齋藤学が大怪我で離脱して以降、戦術=マルティノスみたいになっていたほどの依存度。来シーズンは浦和行きが濃厚なようなので、横浜F・マリノスにとっては大きな痛手となることだろう。


ラファエル・シルバ(浦和レッズ)

浦和レッズのACL制覇に大きく貢献したラファエル・シルバ。チームは指揮官が堀監督に変わって以降、攻撃が単調気味になっていたが、ラファエル・シルバはスピードと決定力を活かして存在感を見せつけた。来季はもっと中央でのプレーを見たい。


クリスティアーノ(柏レイソル)

Jナンバーワンのシューター。今シーズンも柏レイソルの攻撃を力強く牽引し、上位進出に大きく貢献。シュートだけではなくパスも正確なので、カウンター攻撃中心のチーム戦術にもフィット。

以上。

DFが少ないためバランスはおかしいが、選出した選手に異論はない。どの選手も日本人にはないスキルを発揮してチームの躍進に貢献していた。逆をいえば、いい外国人選手を取らないチームは苦戦するという事実も分かった。今季でいえばFC東京やガンバ大阪などがそう。J2落ちしてしまったアルビレックス新潟は、レオ・シルバとラファエル・シウバのダブル抜きの影響をずーっと引っ張ってしまった感がある。

来季はどんな外国人選手がJでプレーするのか楽しみだ。