週刊文春でみうらじゅんが連載しているコラム『人生エロエロ』が面白い

週刊文春の人気連載コラム【人生エロエロ】をまとめた『されど人生エロエロ』がいよいよ発売される。

前作の『人生エロエロ』は昨年購入して未だに繰り返し読んでいる個人的大ベストセラーなので、今回は『人生エロエロ』を紹介したい。

週刊文春で2012年6月〜2014年1月までの連載分コラムをまとめた内容。

毎回「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」で始まり、過去のエロ体験を面白おかしく語るセンスたるや到底追いつけないことを痛感させられる。面白ポイントを幾つかまとめておく。

タイトルが面白い

『人生エロエロ』以上の面白い目次はなかなかお目にかかれない。一部抜粋すると…

・拝啓、ダッチワイフのひとみちゃん
・「縛ってもいいわよ」1978
・雨の日も風の日もエロスクラップ
・あの夏の生搾りエロ
・泌尿器科で、惨敗!
・本当はずっとオッパイなんだ
・その“スジ”は秘密の扉
・女装が必要だったんだ
・エロ本僕が引き受けようか?
・放浪の果てのストリップ劇場
・『はかせたろう』誕生の秘密
・巨根人生はどうでした?
・ノーモア・パンティ!
・アダ名は『シビンちゃん』
・クンニリングスという大事件
・何せ、こちとら初アナリスト
・敵にわたすな大事なリモコン
・巨乳が弾けて“ボンヨヨヨーン”
・酔ってソーロー
・2013年、老いるショック
・昔の女と相性がええわ

タイトルの時点で既に面白い。というよりズルい。これは一部で、他にも「え?笑」というタイトルが並ぶ。

最後のイラストがシュール

コラムにも入ってるが、この本の最後にもコラムの内容をまとめたようなシュールなイラストが入っていて、オチとセットでウケる。

言葉のチョイスが秀逸

『人生エロエロ』だけあって内容は下ネタばかりだが、見ていて嫌な気持ちにならないのは言葉のチョイスが秀逸なことに尽きる。稀にセンチメンタルな気持ちにさせられるから不思議。

こんなところ。

下ネタが苦手という人も笑える内容になっているので、無駄な知識吸収するどこぞの自己啓発本より得るものは多いかと。

磯部っち

『人生エロエロ』でみうらじゅんにハマり他の本も数冊読んだが、いずれも面白い。特にリリー・フランキーとの共著『女体の森』で、儚げに見える女性を「磯っぽい」と形容していたのは今後どこかで使いたいと思う。

最後に

喫煙者同様に下ネタを言う人の形見は年々狭くなってくる。

年齢、立場、世間体。。。そもそも言う相手さえいない。
まさに老いるショック。

だからこそ、私もみうらじゅんに負けないよう、下ネタを連発する最高にロックな迷惑オッサンになりたいなと心から思う。

されど人生エロエロ。
しっかりと心に留めておきたい。