[二列目編]本田圭佑の代わりに右サイドを務めるべき選手は誰か?【サッカー日本代表考察Vo.3】

早いもので来年の6月にはロシアワールドカップが開催される。そのワールドカップへ出場するための最終予選は3月から再開し、9月まで厳しい戦いが続く。日本代表に期待したいのは出場権を獲得すること、そして本番で躍進すること。

果たしてそれは可能なのだろうか?

ここまでの最終予選。

初戦のUAE戦で黒星を喫し、スタートから突破に黄色信号が灯ったが、2戦目以降は原口元気や清武弘嗣らの活躍により現在2位。最高ではないが悪くない位置に付けている。後半戦はアウェイの中東3戦が含まれてるので油断は禁物だが、チーム一丸となって最終予選を突破してほしい。

北京五輪世代 ⇒ ロンドン五輪世代へ

チームの雰囲気は上々だが気になることもある。それは昨年11月に行われたサウジアラビア戦で、ザックジャパン時代から中核を担っていた本田圭佑、香川真司、岡崎慎司の3人がベンチスタートとなったこと。3人とも後半に出場機会を得たが、今後も同じようなことが続く可能性はある。

現役選手で代表最多得点記録(49得点)を持つ岡崎は、2016年の代表戦2ゴールに終わり、50得点を前に足踏み状態が続いてる。今後はサウジ戦に出場した大迫が軸になるだろう。

香川もトップ下のポジションを清武に奪われつつあり、好調時のキレを戻さないと厳しい。また、香川はユーティリティ性が低く、清武のようにサイドでプレーできないのも難点。

そして本田。ザックジャパン時代から絶対的エースとして君臨し、今回の二次予選も6戦連発と結果を残していた。しかし、所属するミランで出場機会に恵まれなかった影響か、徐々にパフォーマンスが下降。そしてサウジ戦のスタメン落ち。

気になったのは本田のポジション。岡崎⇒大迫、香川⇒清武のように代わりの選手が現れたが、本田の代わりはハリルホジッチも未だに見つられてない。そこで、今までの試合や招集メンバーから、本田の代わりに右サイドを務めるべき選手を考えてみた。

セカンドストライカータイプ

ザック時代の岡崎のような動き。守備はサボらず、攻撃時は組み立てやクロスを上げることより、ゴール前に入り込んでシュートを打つ。

候補1 久保裕也
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サウジ戦でスタメンに抜擢された久保裕也。相手を背負うプレーより、空いたスペースを見つけるのが上手い選手で、代表で勝負するなら右サイドだろう。鋭い目つきもいい。

候補2 小林悠
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オーストラリア戦で右サイドに入った小林悠。献身性もさることながら、基本的な技術が高く、アシストにも期待できる。そろそろ代表初ゴールが欲しいところ。

 

候補3 金崎夢生
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昨年のJリーグで途中交代に怒って石井監督と喧嘩。それ以降日本代表に招集されてないが、その後改心して鹿島の年間チャンピオン獲得に大きく貢献。クラブワールドカップでも海外の屈強な選手に負けないフィジカルを見せた。

日本代表で大迫との2トップを見てみたいが、システムが1トップならば金崎の右サイドもあり。既にハリルホジッチも呼ぶ決断をしてるようだし、そもそも監督との言い合いで永久追放なんて厳しすぎるぜハリルさん。呼べ。今すぐムウを呼べ。

news.livedoor.com

 

候補4 南野拓実
フル代表には2015年以来呼ばれてないが、右サイドはリオ五輪の予選と本番でも務めていたポジション。キープ力もあり、今一番見てみたい選手でもある。

 

候補5 岡崎慎司
現在1トップのレギュラーを大迫に奪われてる岡崎。元々1トップの動きには長けてないので、ザック時代のようにサイドでプレーするのはどうだろうか。実績は十分だし、守備の貢献度も高い。

左サイドの候補者達

現在左サイドのポジションは原口がガッチリ確保。献身性、スタミナ、そして4試合連続ゴール中と外す理由が見当たらない。なので、左サイドの候補者を右サイドで使うのはどうだろうか?

候補1 齋藤学
2016年はJリーグでキレキレだった齋藤学。左サイドからのカットインを得意としているが、日本人にはない突破力は左に限定してくてもいい。得点力も上がってきているので、この力を代表でもっと見たい。

候補2 武藤嘉紀
ドイツへ 渡ってから怪我が目立つようになってしまったが、ポテンシャルが高いのは間違いない。タイプとしては「セカンドストライカー」でもあり、1トップをこなすフィジカルも持っている。元々左サイドは合ってないような気もするので、右サイドで見てみたい。献身性も◎

他にも宇佐美貴史や乾貴士のダブルタカシも浮かんだが、波があって守備をサボる傾向にあるので今回は外した。

 

司令塔タイプ

サイドで起点を作り、サイドバックの上がりを待つ、ゴールに直結するパス、サイドチェンジなど、司令塔タイプを置く選択肢も悪くない。

候補1 柴崎岳
代表から遠ざかってるが、クラブワールドカップのレアル戦で2ゴール決めたて株が再上昇中の柴崎岳。ボランチで使うにはフィジカルと守備にやや難ありだが、鹿島のようにサイドで使って守備の負担を軽減すれば十分使える。
このゴールは何度見ても飽きない。

 

候補2 清武弘嗣
ザックジャパン時代の“二列目のサブ”から主役になってきた清武弘嗣。現在はトップ下最有力だが、香川と共演する際はサイドとなるだろう。過去ロンドン五輪でも右サイドで起点となる動きを見せていたので違和感なくプレーできるはず。

古き良きウイング

いつからかウイングのポジションは利き足と逆サイドに位置するのが当たり前になっていた。世界的な選手を見ていくと左利きのメッシ、ベイル、ロッベンは右サイド、右利きのネイマール、クリスティアーノ・ロナウド、リベリーが左サイドというように。日本も左利きの本田が右、右利きの原口と時代に合わせたかのように陣取る。

最大のメリットは中に切れ込んで利き足が使えること。反対にデメリットは攻撃の幅と奥行きが狭くなること。例えば左利きの選手がゴールラインぎりぎりでクロスを上げるシーンはあまり見ない。見たとして鋭いクロスが上がる確率は少なく、ふんわりした北朝のテポドンのようなクロスに終わる。また、内側に絞る傾向にあるので幅も狭い。

下の下手くそな画でいうところの赤い斜線部分への侵入が少ないため、どうしても攻撃は中央寄りに。

こんな時こそ昔ながらのウイングが必要ではないだろうか?日本にもまだ純粋なウイングはいる。是非ジョーカーとして試してもらいたい。

候補1 伊東純也
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リオ五輪のメンバーには入れなかったが、昨シーズンは柏レイソルの攻撃にアクセントをつけた伊藤純也。1stステージの鹿島戦で見せたような活躍をコンスタントにしていけば代表入りのチャンスはある。

候補2 駒井善成
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昨シーズン途中からレギュラーで試合に出るようになった駒井善成。細かいタッチのドリブルで相手ディフェンスを翻弄し、ゴールライン手前でも良いクロスを送れる選手。

考えてみると選択肢は決して少なくない。あとはハリルホジッチが誰を選択してピッチに配置するかだ。ハリルホジッチがこの記事を見て「ウイングいいね!」「駒井善成ミテミル!」「岡崎慎司がサイドってワロタwww」とブクマしてくれることを願って止まない。

本田圭佑の爆発!?

ここまでの内容を見ていくと「もう本田は要らない。他の選手を試せ」というように見えるだろうがそうではない。最後、つまりワールドカップ本番で本田が爆発してくれることに未だ期待してる気持ちもどこかにある。

現状を考えれば何の根拠もないが、サッカーは何が起こるか分からないヨ。