9月14日(金)から公開されてる映画『響 -HIBIKI-』を見てきました。欅坂46のセンターを務める平手友梨奈の映画初出演&初主演という作品。原作は知りませんでしたが、予告を見てから気になっていた作品です。
感想を最初に言ってしまうと『無茶苦茶面白かった』に尽きます。以下もう少し詳しく書いていきますが、一部ネタバレ含みますので、これから鑑賞予定の方はご注意ください。
映画『響 -HIBIKI-』の見どころと感想(ネタバレあり)
1.映画『響 -HIBIKI-』の基本情報
監督は『君の膵臓をたべたい』の月川翔
2.キャスト
鮎喰響(平手友梨奈(欅坂46))
圧倒的な文才を持った現役女子高生。絶対に”曲げない“性格で、自分の信念と反する相手には手を出すことも。
花井ふみ(北川景子)
響が作品を送った出版社の文芸編集部に勤務する、入社3年目の若手女性編集者。
祖父江凛夏(アヤカ・ウィルソン)
日本を代表する小説家の父を持ち、自身も小説家を志す文芸部の部長。
神田正則(高嶋政伸)
「木蓮」編集長。ふみの上司。自分の利益になることを最優先に考え動く男。
田中康平(柳楽優弥)
響と同じタイミングで木蓮新人賞を受賞した青年。響に挑発的な態度をとる。
鬼島仁(北村有起哉)
過去に芥川賞を受賞し、現在はメディア露出も多い作家。
矢野浩明(野間口徹)
週刊誌記者。木蓮新人賞授賞式をきっかけに、響を執拗に追及する。
藤野弘(小松和重)
山本の担当編集者。
大坪正人(黒田大輔)
小論社の編集者。花井ふみの先輩。
椿涼太郎(板垣瑞生)
響の幼なじみ。
祖父江秋人(吉田栄作)
凛夏の父であり、ヒット作を次々に生み出す世界的人気作家。
山本春平(小栗旬)
芥川賞受賞を狙う青年作家。
3.ストーリー
スマートフォン・SNSの普及により、活字離れは急速に進み、出版不況の文学界。そこに現れた一人の天才少女、彼女の名は『響』(平手友梨奈)。
15歳の彼女の小説は、圧倒的かつ絶対的な才能を感じさせるもので、文学の世界に革命を起こす力を持っていた。文芸誌「木蓮」編集者の花井ふみ(北川景子)との出会いを経て、響は一躍世の脚光を浴びることとなる。
しかし、響は、普通じゃない。彼女は自分の信じる生き方を絶対曲げない。
世間の常識に囚われ、建前をかざして生きる人々の誤魔化しを許すことができない。
響がとる行動は、過去の栄光にすがる有名作家、スクープの欲だけで動く記者、生きることに挫折した売れない小説家など、様々な人に計り知れない影響を与え、彼らの価値観をも変え始める。一方、響の執筆した処女作は、日本を代表する文学賞、直木賞・芥川賞のダブルノミネートという歴史的快挙にまで発展していく。
4・感想(※ネタバレ含む)
この作品は直木賞や芥川賞が取れる取れないという話ではなく、響(平手友梨奈)が自分の思ったように行動し、躊躇なく殴って蹴る痛快アクション映画である。
ただ、気に入らないと直ぐに手を出す響だが、不愉快に感じなかったのは、響が暴力を振るう原因と時折見せる15歳らしい可愛らしさではないだろうか。そのギャップが非常に面白かった。
特にツボだったのは、鬼島仁(北村有起哉)に対して過去の作品は称賛しつつ、最近のは駄作ばかりだと言い切るシーン。鬼島もそれを分かっていて、それに対して響が「じゃあなんでまだ書いてるの?えっ?えっ??」という天然っぽいシーン。
また、祖父江凛夏(アヤカ・ウィルソン)から貰ったゴスロリファッションで木蓮新人賞の授賞式に臨み、式前に響を挑発した田中康平(柳楽優弥)のスピーチ中、座っていたパイプ椅子で殴りかかるシーンは声を出して笑ってしまった。非情なシーンに見えるが、パイプ椅子で殴られた田中の倒れる角度など、確実に笑いを含めていた。
また、物語前半から最後まで続く編集者花井ふみ(北川景子)とのやり取り。花井のテンションに全くついていかず、常に冷静な響の態度が非常に面白く、途中から名前の「ふみ」呼び。北川景子はこういう少し舐められた役が非常に合うなぁ。
私は原作を知らないので比較はできませんが、映画見たことで漫画も見てみようという気持ちになりました。
感想Tweet
響 見てきました
一言で感想言うと
平手劇場です。何も考えずに手放しに見れる作品ですのでオススメしやすいかな
この映画から学べること
天才には大人しく、ひれ伏せ— RYU (@Ryu_HS12654) 2018年9月17日
映画『響 -HIBIKI-』★★★★4.2点。 ルールを外れた桁外れの行動で、大人たちに訴えかける。
小説を通して、嫉妬、落胆、行動の意味を思い知ら… https://t.co/YKWOyhH2Eg #Filmarks #映画
— 映画ブロガーはるいる (@Haruiru16) 2018年9月17日
響-HIBIKI-観てきた。ワナビ心を蜂の巣にされつつも強烈に面白かった。実際天才は存在自体が暴力なので主人公のキャラは一種の戯画化にも思えて、「人が面白いと思った小説に作者の分際で何ケチつけてんのよ」には身に覚えがありすぎて「ま、そうだな」と思った。小栗旬になりきれる映画だった
— れむれむ (@REMUx2) 2018年9月17日
映画『響 -HIBIKI-』★★★★4.2点。 そんなに期待してなかったが、面白かった!汚い奴らには、慌てず騒がず全力で(主に暴力で)抗議。文学大好き… https://t.co/FNkEc62W4L #Filmarks #映画
— kaito.m (@subekari) 2018年9月17日
まとめ
最後まで直木賞&芥川賞をダブル受賞した本の内容は分かりませんでしたが、そんなの関係なく面白い作品でした。
そして多くの人が思ったように、響=平手友梨奈以外考えられません。彼女がまた別の作品に出る際は要チェックですね。