【レビュー】アシックスのフットサルシューズ『デスタッキ6TF』を履き潰れるまで使ったが思いのほか優秀だった

以前、フットサルシューズの記事を書きました。

フットサルシューズの選び方講座【初心者~中級者編】おすすめの幅広メーカーはこれだ!

その中で使い心地の良いシューズとして紹介させてもらったasics(アシックス)の屋外用フットサルシューズ。

『デスタッキ6TF(tst219-9090)』

このシューズを履き潰れるまで使い込んだので、感想・細かい使用感と劣化具合の記録を残してみたいと思います。

とはいえ、劣化具合はプレースタイルや使用時間などによって異なると思います。ということで、参考までにどういった使い方をしたのかは以下の通り。

使用期間

約9ヵ月(3月から11月)

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使用頻度

一か月に6回~8回

プレー時間

一回に2時間から3時間

正確な使用回数を数えたわけではないけど、簡略的な計算として、

月に7回の使用 × 9ヵ月

= 63回

63回の使用 × 2時間

= 126時間

と考えてみました。

本当に概算の概算ですが、

約120時間前後

使っているイメージです。

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使用状況

雨天決行、プレー後は自然乾燥

使用場所

屋外コート、ゴムチップ人工芝がほとんど

シューズケア

特になし

ザックリ書くとこんな感じです。では、現物の写真を見ていきましょう!

劣化具合

まず全体像がコチラ。汚くてすいません。

いや、黒くてわかりずれぇな!全然見えない。自分で見てビビった!!イエローカラーのデスタッキを買っておけばよかったと激しく後悔です。

とりあえず、明るさを調整してみるとこんな感じ。

うわっ やっぱり汚ねぇなぁ・・・

勘違いしてほしくないのはすぐに劣化したのではなく、かなり長期間利用した上での劣化であること。素晴らしい性能を高水準で維持してくれたことに感謝しているくらいです。 ただ、こんな汚れたシューズを見せてしまって良いのだろうか・・・と悩まなくもないですが、誰かの参考になるかもしれないので続けましょう。

シューズの劣化という意味合いでは、

  • アッパー部分の人工皮革が削れたり、剥がれたりしている部分
  • ソール部分とアッパー部分の継ぎ目の部分が剥がれてばかばか浮いてきてしまうような部分

があります。

では個別に左右の足ごとに見てみましょう。

ひだり足

内側

気になるのは2点。

左側の小さい3つの円はアッパー表面の素材の剥がれ。

右側の大きい円はアッパーとソールが大きく剥がれている部分。

まずはアッパー表面の素材の剥がれについて。

一番劣化を感じる部分ですね。小さい円の剥がれの場所が離れているのは、僕の左足のインサイドキックのミートスポットがばらけているからです。左足の精度の悪さが靴に表れています。要するに下手クソってことですね。お恥ずかしい。

インフロントのミートスポットには小さめですが穴が開いてしまっています。表面の剥がれ以外にも繰り返し使用することで穴が開くこともあります。

アッパーとソールの接続部分の剥がれも気になります。

パックリです。パックリ。

基本的にはゴムチップが撒かれている人工芝のフットサル場で蹴っているので、アッパーとソールの間に小さなゴムチップが入り込んでいくことで剥がれてしまうのではないかと思います。

あと、僕のプレースタイル的にサイドステップからのストップ&ゴーが多いので、横ズレ的動きも影響しているのかもしれません。

後ろ側

後ろ側は取り立てて目立つ劣化はありませんでした。

外側

外側はキレイです。それでも、アッパーとソールの剥がれは一か所見つかりました。

拡大すると中の綿が見えてしまっている。内側に比べたら可愛いもんですが、ここにさらにゴムチップが入ってくると大きな剥がれに繋がってきてしまうんでしょうね。

前側

走り方が悪いのか外側に傾いて変形しているように見えます。線を引いてみましょう。

物凄くななめってる!!!

これやばくね?走り方や体重のかけ方が悪いのかもしれませんが、この変形の仕方はまずい気がしますね。ちなみに右足はこんな感じ。

全然気にならない・・・。つまり左足だけの変形です。いやー絶対走り方のバランスが悪いからこんな風に変形しちゃっているんだろうなぁ。 故障が心配になります。

裏側

裏側のソールは全く問題なし。もったいないから、裏側のソールだけでもずっと使いたいくらいです、笑。では続いてみぎ足も見ていきましょう。

みぎ足

内側

右足も左足と同じように、気になるのは2点。

右側の小さい3つの円はアッパー表面の素材の剥がれ。

左側の大きい円はミートスポットに穴が空いてしまった部分。

利き足が右ということもあって、左足よりも劣化が激しい気がします。別の角度から見てみるとこんな感じ。

クソぼろいな!!

よくこんなになるまで履いてたなと自分に感心してしまいます。

個別にみていきましょう。まずはアッパー表面の素材の剥がれ。

近い位置に集中しているのはある程度正確にボールを蹴れているから。悪くない劣化の仕方です。

一番大きな穴が開いていたのはインフロントのこの部分。

すげーデカい穴。ガバガバです。

これも一応、同じ位置でボールを蹴ることが出来ている証拠かもしれません。 でも水が浸入してしまうので、穴自体は困ってしまいます。

後ろ側

後ろ側は問題ナッシング。 かかとのホールド感が強いシューズなので後ろから見るとどっしりして見える(気のせいかもしれないが・・・笑)。

外側

外側はアッパー素材に大きな剥がれが一か所だけありました。

拡大してみるとこんな感じ。

デッカ。

僕は比較的右足のアウトサイドを頻繁に使う方なので、このアウトサイド表面も劣化がみられるのかもしれません。にしてもデカい剥がれ方だ。

前側

右足は足の傾きはほとんど見られません。

裏側

ソールは右足もキレイキレイ。

優秀なソールだよなぁ・・・。

総合評価

まとめると劣化はこの三点に集約されていました。

  1. アッパー表面の素材の剥がれ
  2. ミートスポットに穴
  3. アッパーとソールの剥がれ

<1>について、剥がれ落ちが多くみられるような気もするが、使っていればこれくらいの劣化は当たり前に起こります。100時間を超えて使用していて特にケアもしていなければ、このような状態になるということです。

<2>についても同様で、多く蹴っていればそれだけスポット部分に劣化がみられるのは当然です。これも避けられないことだと思います。

ただ、<3>のソールとアッパーの継ぎ目が割れてくるのはメンテナンス作業で多少の軽減が出来そう。 新しくシューズを購入した時点でシューズ用のパテを使いアッパーとソールの間を埋めてしまうという方法があります。

今回の内容を踏まえて、僕が使いだしたのがこの『SPORTS GOO(スポーツ グー)』です。

インサイド、アウトサイドのややつま先側の部分を、この木工用ボンドを塗るみたいに埋めていきます。ちなみに僕は一周ぐるりと埋めて使っています。剥がれてきたらそのたびに塗りなおす必要があるそうですが、一度綺麗に塗って乾いてしまえば、けっこう持ちます。想像よりもたぶん優秀です。

※あまり多く塗ると、プレー中にアッパー部分から剥がれてくるので、奥の方に少しだけ押し込むイメージで塗るといいと思います。

ちなみに乾くまでに時間がかかるので、翌日にフットサルの予定がないタイミングで塗りましょう!!アッパーとソールの剥がれが気になる人はぜひ試してみてください。ちょっとおすすめです。

と、いうわけで・・・

ありがとう

そして

さようなら・・・

と見せかけて、まったく同じモデルを再度買ってしまった、笑。

新作が出たらまた履いてしまうだろうね、たぶん。

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