美味しいラーメン屋と俺の味玉

職業に対して偏見を持っているな〜と思うことが未だにある。

今なら男性看護師もいるし、工事現場で働く女性もいる。
何も知らずにイメージだけで物事を考えるのは浅はか以外の何物でもない。

そこでラーメン屋だ。

週一回はラーメン屋へ行く程ラーメンが好きで平日は職場付近、休日は家から10km圏内のラーメン屋を巡っている。

そこで気付いたが、最近は女性店員さんが増えてきた。昔であればお店に入ると「ラッシャイアセーーー!!」だったが、今は「いらっしゃいませ♡」と黄色い声が聞こえてくることは決して珍しい光景ではない。

また、美味しいラーメン屋に一人、エース級の美人がいることにも薄々感づいてきた。

バカなのか単なる食いしん坊なのか、私は美人がいると誇張してしまう悪癖がある。
具体的には、そこまで興味のないサイドメニュー、麺は大盛りで頼んでしまうという無駄な強がり。

アホやね。

それでも強がることをやめることはない。
そこに美人がいる限り。

アホクサっ!?と思う方は一度考えて欲しい。

・目を瞑れば聞こえてくるのは美女の元気な挨拶
・食券を小さな手で受け取り注文確認する仕草
・万札を両替する際に他の店員さんに確認する姿
・三角筋からはみ出て前に垂れる髪
・ご飯を盛る姿からは未来の明るい家庭像まで想像できる
・皿洗いをしているケツ
・タイトなジーンズにねじ込まれていくTバックのT部分
・お客さんが帰った後のテーブルを拭く寂しそうな横顔

そして、、、、反応する俺の味玉

どうだろう?
その全てをラーメン1杯分の価格で味わえるなんて実にマーベラス。

『いや、ラーメン味わえや!』という意見も分かっている。
それでも、ラーメン業界は既に次のステージへ進んでいるのだ。

女性が入りにくかったイメージは払拭され、いかに女性客を呼び込めるか?男性にも引き続き納得してもらえるか?もうラーメンはB級グルメというのは似つかわしくない存在になっているのだ。

勿論老舗の店舗も根強い人気もあるし、店の中が汚かろうが関係ないという人もいることだろう。私もその一人だ。純粋にラーメンを、あの頃を思い出したい時は、昔ながらのラーメン屋を選ぶ。

老舗には老舗の懐かしい匂い、スープ、麺や陰毛の縮れ具合、俺のゆでたまごがそこにはある。そこで懸命に働くオバちゃんだって元々は可愛かった(かもしれない)。

だからこそラーメンはやめられない。

そこに美味しいラーメンがある限り、美女が懸命に働いている限り、俺の味玉が反応する限り。。。