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タイトルにチョコレートが入る小説たち【9作品】バレンタインデーにどうぞ!

2018年9月22日更新 『チョコレート』という言葉からはどんなイメージが連想されるだろうか? 高級感があるものから駄菓子屋で売っているお手軽なものまであり、子供から大人までが手に取るチョコレート。バレンタインで贈るときのドキドキや貰った時の喜び様…

平山夢明『恐怖の構造』感想文|恐怖と不安の違いを理解することで人生のピンチに立ち向かえるかもしれない!

平山夢明の著書『恐怖の構造』を読んだ。 平山夢明といえば、人間を食べたり理不尽に殺されたりするようなグロい描写がてんこ盛りな物語を書いている為、あまり大きな声で他人に好き好き宣言をしたことはないのだが、僕は氏の本が大好きだ。 当然、ホラー、…

感動して泣ける本【31作品】1000冊以上の中から選んだおすすめ小説!随時更新していきます!

※2018年9月15日更新 人生において”涙を流す”という体験はどれくらいあるのだろう。 自身の経験から生まれる感動の涙はどういった形であれ誰しも味わったことがあると思う。しかし、涙を流すほどの経験となるとそう多くないのではないだろうか? 映画やドラマ…

背が小さくて無口でもお前は本当に格好いいぜヒロシ!津村喜久子『エヴリシング・フロウズ』感想文

僕は津村喜久子の作品が好きだ。 津村作品はいつも絶妙なバランスで、言葉にしにくい人と人の距離感を描き出してくれている。 それも、どこか脱力してしまうよう独特な文章のリズムで進んでいくので、シリアスな状況もどこか楽しめてしまう不思議な物語が多…

【読書初心者用】読みやすいミステリー小説をまとめてオススメ!!【19作品】

2018年9月8日更新 ミステリーを読んでみたいけど、難しくて楽しめなかったら嫌だという感覚・・・よくわかります。 そんな人たちのために、 読みやすいミステリー小説 というものも存在します。 読みやすいミステリー小説で慣れることで、本格ミステリーを読…

毒見師イレーナの続編『イレーナの帰還』感想文|魅力的なツンデレおじさんになり損ねたカーヒルがクソダサい件について|マリア・V・スナイダー

前作『毒見師イレーナ』はそれはそれは面白い作品だった。 生死をかけたギリギリの緊張感 間一髪を生き延びるカタルシス ヴァレクとのロマンチックな恋愛描写 それらの要素が絶妙なバランスで混ざり合い、読み手を飽きさせないストーリーが展開する。読み手…

グロくて気持ち悪い小説たちをおすすめしましょうか【14作品】

2018年9月1日更新 文字を読んでいるだけで気分が悪くなるようなグロくて気持ち悪い描写の小説が存在する。どうしてそんな本を読むのか?なぜ、わざわざ時間をかけて本を読み、嫌な気持ちになる必要があるのか理解できない人たちも多いかもしれない。 そんな…

面白すぎる海外ファンタジー『毒見師イレーナ』感想文|超絶ツンデレおじさんのヴァレクが可愛すぎる件について|マリア・V・スナイダー

知ってる方も多いと思うが、読書メーターという読書管理アプリを使っていると、ときどき『献本』していただけることがある。 『献本』とは、出版社の販促活動の一環として無料で本をプレゼントしてもらうことで、本の知名度を上げたり宣伝効果を期待するもの…

おすすめの恋愛ミステリー小説【18作品】1000冊以上の中から僕が読んでもらいたい本!

2018年8月25日更新 ミステリーと恋愛は相性が良い。 ミステリーの醍醐味は秘密を解き明かすことにあるのは言うまでもないが、相手の秘密を解き明かすために四苦八苦する様子はまさに恋愛のそれと酷似している。 また、ミステリーが与えてくれるドキドキ感は…

池井戸潤の小説『花咲舞が黙ってない』もはや半沢直樹のエピソード0と言ってしまっていいのではないだろうか!ネタバレ感想文

TVドラマ『花咲舞が黙ってない』はとても面白いドラマだった。 池井戸潤先生の原作で、お得意の銀行物。東京第一銀行内で起こる不祥事や問題ごとを、臨店(りんてん)の仕事をしている杏さん演じる花咲舞(はなさきまい)とその上司・上川隆也さん演じる相馬…

村上龍『オールド・テロリスト』感想文|とりあえず表紙の可愛らしさと内容の残酷さのギャップを無くしてほしい

装丁のイメージと本の内容が大きく異なる作品は多いが、村上龍『オールド・テロリスト』の表紙とその内容のギャップは大きすぎる。 このユーモラスな表紙に『オールド・テロリスト』というタイトル。それらに引っ張られて、行為は過激でもどこか遊び心のある…

紗倉まな『最低。』感想文|女の子が自分で選んだ道を【AV落ち】なんて呼ばないで欲しい

「いつも大変お世話になっております」 と、 三つ指立てて頭を下げなければならない人がいる。 名前は、紗倉まな。 職業はセクシー女優だ。 本当に日々お世話になっている。 「ありがてぇ・・・ありがてぇよぉ・・・」 といった感じで手をこすりながら感謝の…

超能力者が登場する珍しい小説たち【9作品】

※2018年7月30日更新 「超能力者はこの世界に本当に存在するのだろうか?」 そんな疑問は誰しもが抱いたことがあり、肯定派・否定派が多数存在する。いまだに議論されているということは明確な回答は得られていないのだろう。 小説においても “超能力” という…

親は子供の命と人間性のどちらを望んでいるのだろうか?『望み』感想文|雫井脩介

雫井脩介『望み』を読んだ。 この作品を読み終えた後に持て余す ”虚無感” は、今まで読んだ小説の中でもトップクラスであることは間違いない。 痛みと悲しみに溢れ、救いはなく、圧倒的な死が目の前にある作品。 同時に家族が身内に対して抱く ”望み” につい…

読後感が最悪な胸くそ悪い小説こそ読むべきだ【17作品】

※2018年7月19日更新 本を読み終わったあとに胸クソ悪くなる作品は、世の中にたくさんある。 何故わざわざ時間をかけて本を読み、嫌な気持ちになる必要があるのか、理解できない人たちもたくさんいる事だろう。 そんな方々に勘違いしてもらいたくないのは、そ…

額賀澪『拝啓、本が売れません』感想文|図書館で借りちゃって本当にゴメン!!

現代社会では、情報はインターネットを使ってすぐに手に入るものになった。 以前は情報源の中心であったテレビや本が大きな力を持っていたが、youtubeをはじめとする動画配信サイトや、Kindleのような電子書籍が増え、情報取得の方法そのものが変わってきて…

アナタの小さな罪で人が死んだらどうするんですか?『乱反射』感想文|貫井徳郎

読むことで絶望感や、やるせなさを感じる本は何のために存在しているのだろうか? 読後感の悪い本を時間をかけて読み、不快感を感じるメリットについて僕はよく考える。 貫井徳郎『乱反射』を読んだ時も同じように悩み、苦しんでしまった。 この作品は何人も…

西野朗『 勝利のルーティーン』を読み解いてみる!西野にできてハリルホジッチにできなかった事とは?

はじめに ワールドカップ直前に起きたドタバタのハリルの解任騒動の頃、本大会での日本代表の躍進を誰が予想できただろうか。 約二ヶ月ほどの準備期間しかない中で、西野監督はよくチームをまとめあげて決勝トーナメント進出を果たしたのではないかと思う。 …

おすすめの警察小説【12作品】リアル、人情、サスペンス、猟奇殺人、マル暴、海外作品を厳選!

僕はハードボイルドな警察小説も好きで読むし、映画化に向いているエンタメ的な警察小説もよく読む。 警察という存在が現実的であまりにも自然に身近にあるので、自分が『警察小説』というジャンルを多く読んでいる認識はあまりなかったのだが、記事を書くに…

誉田哲也『あの夏、二人のルカ』感想文|大人になってしまったアナタにこそ贈りたい青春小説

誉田哲也『あの夏、二人のルカ』を読んだ。 『ストロベリーナイト』のように凄惨な事件や死体が登場するシリーズも描き出すと同時に、や『世界でいちばん長い写真』のように、思わず駆け出したくなるような爽やかな青春小説も生み出している誉田哲也だが、ど…

柚木裕子『盤上の向日葵』感想文|こな将棋ミステリーの傑作は唐沢の目線で読むことをすすめたい!

柚木裕子『盤上の向日葵』を読んだ。 2018年本屋大賞第二位になったミステリー作品。 ミステリーといっても読者が謎を考えるタイプのミステリーではなく、一人の人間の生き様を、刑事と共に追体験していくようなミステリーになっており、良い意味でいつも通…

折原一『異人たちの館』感想文|本屋大賞2018年発掘部門超発掘本だけど僕は全然面白くなかった

本屋大賞2018年発掘部門超発掘本!折原一『異人たちの館』を読んだ。 本屋大賞発掘部門超発掘本とは、 ジャンルを問わず、2016年11月30日以前に刊行された作品のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う本をエントリー書店員が一人1冊選び…

胸熱の傑作小説『かがみの孤城』感想文!じっくり生まれる信頼関係がこんなに心地いいなんてすっかり忘れていた|辻村深月

辻村深月『かがみの孤城』を読んだ。 多くの辻村作品を読んできたが、この作品はその集大成とも呼ばれており本屋大賞を受賞するのも納得の傑作といえる。本当に素晴らしい作品だった。 正直、素晴らしい作品すぎて書評・レビューなんて書ける気がしないので…

ショートエッセイ集『楽しむマナー』を楽しむマナー!感想文

『楽しむマナー』を読んだ。 楽しむマナー 楽しむマナー (中公文庫) posted with ヨメレバ 中央公論新社 中央公論新社 2017-03-22 Amazon Kindle 楽天ブックス 紹介文 人が喜ぶおごられ方から天寿を全うする方法まで、人生のあらゆる場面で出くわすマナーの…

なぜ『教団X』が”つまらない”という感想になるのか考える|明確な答えを示さない傑作小説の感想文|中村文則

アメトークの読書芸人を観た事のある人ならば知っていると思うが、中村文則さんの小説の中に『教団X』という作品がある。 番組の中で大絶賛されていたこともあり、多くの人が手に取ってこの本を読んだことだろう。 特徴的な装丁や壮大さを感じさせるタイト…

高倉監督が創る【なでしこジャパンのサッカー】を著書から読み解く!『なでしこサッカー―世界の頂点へ』感想文|高倉麻子

2018年4月に行われたAFC女子アジアカップ。 FIFA女子ワールドカップ2019フランスの出場権を獲得し、さらには優勝という栄冠も獲得したなでしこ達には万雷の拍手を贈りたい気持ちだ。 Embed from Getty Images // その代わりといっては何だが、なでしこジャパ…

辻村深月『青空と逃げる』ネタバレ感想文|青空とは何のことを言っているのだろうか?

辻村深月『青空と逃げる』を読んだ。 重苦しい読書感覚を味わうも、爽やかで前向きな結末のこの作品は、読み終わった後の余韻が実に気持ちいい。 感覚的には同じく辻村深月の作品である、 『島はぼくらと』 に近い気持ちよさと言えば伝わる人には伝わるかも…

オススメの短編小説をオールジャンルで紹介!【29作品】

※2018年5月5日更新 はじめに 短編集の魅力は長編作品の魅力とは種類が違う。 一冊の本の中で様々な体験が出来たり、1つの物語だと思っていたらそれぞれの物語が繋がっていたりと、短編集だからこそ味わえる多くの要素が存在する。 さらに、好きな作家の違っ…

孤狼の血の続編『凶犬の眼』感想文!正義と仁義…貫くべきはどちらか?|柚木裕子

柚木裕子『凶犬の眼』を読んだ。 前作『孤狼の血』の男くさいハードボイルドな雰囲気を気に入ったので、その続編にあたるこの作品も貪るように読みふけてしまった。 『孤狼の血』感想文|魅力的な汚さが躍動する男くさい本|柚木裕子 続編もやはり面白い。 …

感想文『明日の子供たち』かわいそうな施設の子供という糞ニーズに真っ向から立ち向かう傑作小説|有川浩

有川浩『明日の子供たち』を読んだ。 多くの有川作品を読んできた中で、僕がNo1であると断言できる作品かもしれない。 いや、断言してしまおうか。 この作品がNo1だ。ハッキリ言って名作だ。 あまり強い言葉で褒めると作品のハードルが上がってしまう…