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純粋で怪物的なマイノリティー主人公はコンビニで世界の正常な歯車となれるのか?『コンビニ人間』感想文|村田沙耶香

村田沙耶香『コンビニ人間』を読んだ。 第155回芥川龍之介賞を受賞したこの作品と、作者である村田沙耶香さんの独特のキャラクターは大いに話題になった。 インタビュー記事でもよく描かれていたが、村田さん自身がコンビニでアルバイトをしている事と、この…

クリスマスに読みたい優しくって温かいハートフル物語『キャロリング』感想文|有川浩

有川浩『キャロリング』を読んだ。 そもそもキャロリングとは、以下のような意味。 キャロリングとは、クリスマス・イブにキリストの生誕を賛美歌を歌って告げ知らせること。 (引用:http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%E3%A5%ED%A5%EA%A5%F3%A5%B0)…

村田沙耶香『地球星人』感想文|常識がゆがんでトランス状態になってしまう”らしさ全開”の狂気小説

村田沙耶香『地球星人』を読んだ。 この作品は『コンビニ人間』が第155回芥川賞を受賞したあとに出版された初めての作品となる。 コンビニ人間 (文春文庫) posted with ヨメレバ 村田 沙耶香 文藝春秋 2018-09-04 Amazon Kindle 楽天ブックス ある意味、『コ…

同窓会に行かない理由を真剣に考えてみたところ、“あの気持ち”に酷似していることが分かった。

先日、FacebookのMessengerに、中学時の同級生からメッセージが届いていた。どうやら中学の同級生を集めて同窓会が開催される模様だ。何回かメッセージのやり取りをし、LINEグループにも招待され、あとは参加するかどうか。 しかし、私は不参加を選択した。 …

盛り上がるネットの祭りに参加しているかのように錯覚してしまう『純平、考え直せ』感想文|奥田英朗

一風変わった作品を描く、 奥田英朗(おくだひでお) の作品の中でも、特に心に引っかかったまま離れない作品がある。 それが『純平、考え直せ』という作品だ。 この作品は特別に感動を誘うストーリーなわけでも、燃え滾るような熱い展開が待っているわけで…

グロくて気持ち悪い小説たちをおすすめしましょうか【15作品】

2018年10月6日更新 文字を読んでいるだけで気分が悪くなるようなグロくて気持ち悪い描写の小説が存在する。どうしてそんな本を読むのか?なぜ、わざわざ時間をかけて本を読み、嫌な気持ちになる必要があるのか理解できない人たちも多いかもしれない。 そんな…

自分にも心当たりがありすぎて身もだえしてしまう苦痛青春小説『青くて痛くて脆い』感想文|住野よる

住野よる『青くて痛くて脆い』を読んだ。 思春期の痛々しさを表現した小説はたくさんあるが、その中でも飛びぬけていたたまれない気持ちになる作品だった。 いたたまれない気持ち、という事はつまり、自分にも心当たりがあって恥ずかしくて身もだえしてしま…

セクシー女優の吉沢明歩が来年の3月末でのAV卒業を発表!!これから何を楽しみにすればいいんだ…

同世代のスポーツ選手が引退するニュースを見る度、なんとも言えない気持ちが込み上げてくる。致し方なしという気持ちもあれば、もう少しできるんじゃない?という気持ちもある。 昨日ヌキ之介から送られてきたLINEの感想は後者だ。 後半は無視してほしい(…

おすすめの警察小説【13作品】リアル、人情、サスペンス、猟奇殺人、マル暴、海外作品を厳選!

※2018年9月29日更新 僕はハードボイルドな警察小説も好きで読むし、映画化に向いているエンタメ的な警察小説もよく読む。 警察という存在が現実的であまりにも自然に身近にあるので、自分が『警察小説』というジャンルを多く読んでいる認識はあまりなかった…

『下町ロケット ゴースト』ネタバレ感想文|原作小説は読みだしたらマジで止まらない面白さだけどこれ前編だけじゃね?|池井戸潤

池井戸潤『下町ロケット ゴースト』を読んだ。 まずシンプルにメッチャ面白い。 とにかく面白い。 面白いしか言えない自分の語彙力の無さを嘆きたくなるけれど面白いったら面白い。 なんでこんなに面白いのだろう。 『水戸黄門』のような勧善懲悪の受け入れ…

タイトルにチョコレートが入る小説たち【9作品】バレンタインデーにどうぞ!

2018年9月22日更新 『チョコレート』という言葉からはどんなイメージが連想されるだろうか? 高級感があるものから駄菓子屋で売っているお手軽なものまであり、子供から大人までが手に取るチョコレート。バレンタインで贈るときのドキドキや貰った時の喜び様…

平山夢明『恐怖の構造』感想文|恐怖と不安の違いを理解することで人生のピンチに立ち向かえるかもしれない!

平山夢明の著書『恐怖の構造』を読んだ。 平山夢明といえば、人間を食べたり理不尽に殺されたりするようなグロい描写がてんこ盛りな物語を書いている為、あまり大きな声で他人に好き好き宣言をしたことはないのだが、僕は氏の本が大好きだ。 当然、ホラー、…

感動して泣ける本【31作品】1000冊以上の中から選んだおすすめ小説!随時更新していきます!

※2018年9月15日更新 人生において”涙を流す”という体験はどれくらいあるのだろう。 自身の経験から生まれる感動の涙はどういった形であれ誰しも味わったことがあると思う。しかし、涙を流すほどの経験となるとそう多くないのではないだろうか? 映画やドラマ…

背が小さくて無口でもお前は本当に格好いいぜヒロシ!津村喜久子『エヴリシング・フロウズ』感想文

僕は津村喜久子の作品が好きだ。 津村作品はいつも絶妙なバランスで、言葉にしにくい人と人の距離感を描き出してくれている。 それも、どこか脱力してしまうよう独特な文章のリズムで進んでいくので、シリアスな状況もどこか楽しめてしまう不思議な物語が多…

【読書初心者用】読みやすいミステリー小説をまとめてオススメ!!【19作品】

2018年9月8日更新 ミステリーを読んでみたいけど、難しくて楽しめなかったら嫌だという感覚・・・よくわかります。 そんな人たちのために、 読みやすいミステリー小説 というものも存在します。 読みやすいミステリー小説で慣れることで、本格ミステリーを読…