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いつの日かヴァイッド(ハリルホジッチ)に銀座でパレードを

サッカー日本代表の監督を務めるヴァイッド・ハリルホジッチ監督がロシアワールドカップを2カ月後に控えた段階で契約を解除された。後任は日本サッカーの技術委員長を務める西野朗氏。「今のタイミング?」「遅すぎる」「マイアミの奇跡って?」など色々な声が出ているが、解任そのものは妥当に感じる。特にロシアW杯行きを決めて以降の内容、試合後の苦しい言い訳など、どう考えても本番で好成績を残せる気配はなく、このまま進むくらいなら誰でも良かった感すらある。

が、ハリルホジッチのことで唯一同情してしまうことがある。それは、彼が求めていた「本番で結果を残して銀座でパレードを行いたい」という夢。

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実は「銀座でパレードをしたい」と発言して以降、ハリルホジッチいや、ヴァイッドを応援したい気持ちがグッと高まっていた。願わくばその願いを叶えてもらい、沿道から『メルシーヴァイッドぉ〜!!』と叫びたかった。さらに言えば、そのまま一緒にザギンでナウいチャンネーとシースーを食べるという個人的な夢も叶えてみたかった(ヴァイッドの奢りで)。そんなヴァイッドがもう銀座でパレードをする可能性は0だ。その事実が淋しくてたまらない。

ヴァイッドはいつだって「縦に早く」を強調した。いや、それしかなかった。相手の陣形が整う前にフィニッシュに持ち込むという考えそのものは悪いことではない。非モテの我々も、相手の気持ちが冷めうちにフィニッシュまで持ち込むことが一番のゴールチャンスである。焦ったばかりにメールの返信がこないことは多々あったものの、稀に訪れるゴールの快感は言葉に言い表せない。だからこそやめられない。“ペニは固いうち放て”という名言があるが、それを実践するには「縦に早く」は合理的であり、一概に否定できないところでもある。この戦術を実践するにあたり『え〜まずはオサレなバー行って雰囲気高めてからでよくない?』というクソモテクソ野郎が出てくるだろう。否。クソモテクソクソ野郎はゴール数が多いだけに、ゴールへの執着が弱い。ヴァイッドは先を見据えてた。『違うだろぉ〜そんな遅い攻めじゃ乾くだろぉ(# ゚Д゚)』と我々に教えてくれていたのだ。

デュエルだってそう。ヴァイッドは就任当初から口酸っぱく『デュエル』を強調してきたが、最後は1対1を制さないといけない考えも理解できる。若い頃は笑いを取れば股が開くと考えていたが、そんなことはなかった。『いい人なんだけどね』『面白いけど』。これはサッカーの世界でも見受けられるが、テキトーなリップサービスだ。実際のところ本心ではなく、その後1対1に持ち込もうとしたら『ごめんなさい』と言われたことは一度や二度ではない。その度にお金を払ってリップサービスを受けていたけど、どう考えても間違っていた(コスパは高かったけど)。もし、1対1に持ち込めたとしてもデュエルは重要だ。『ごめぇ〜ん…今日デュエル調子悪いわ…』ではダメで、どんな日も試合中にデュエルはギンギンさせておくべきということをヴァイッドは教えてくれた(のかも)。

 

しかし、ヴァイッドは解任された。もう日本代表のベンチに座ることも銀座をパレードすることもない。本人は解任に納得してないようなので、近日中に会見を開くとも言われてる。

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試合近くに『ごめん!今回他の人にお願いした!』と言われても、火照ったデュエルをどこにぶつければいいのか?勝負師が勝負前にその権利を奪われたのだから怒るのも無理もない。

銀座でパレードどころではないだろうし、ザギンでシースーにも魅力を感じないだろう。でも、いつの日かヴァイッドが笑顔で銀座をパレードする姿を見てみたいものだ。例えサッカーの監督でなくても。その日を信じて自身のヴァイッドも縦に早く擦ってデュエルを強めていきたい。

ハリルホジッチ思考―成功をもたらす指揮官の流儀