サッカーでPKのストップ率を上げるたった一つの方法

サッカーのPK戦を見ていて、相手のシュートを全く止められないGKに対してモヤモヤします。

ゴールを守るプレッシャーは本人しか分からないし、相手のシュートがセーブ不可能な位置、速さの場合もあるので全てではありませんが、見ていて「えーーー(´・ω・`)」と思ってしまうこともしばしば。

そこで今回は、PKのストップ率を上げる方法を一つ紹介します。

PKのストップ率を上げる方法

まず大前提としてPKはキッカーに分があります。正確なデータはありませんが、成功率は6〜7割とも。そんなGK不利な状況を少しでも有利にできるのではないか?という方法になります。

スポンサーリンク

蹴るまで絶対に動かない

これが一番。これだけです。チップキックや真正面の緩いシュートなど、GKを小馬鹿にしたようなシュートにも有効です。

PK戦で一本も止められないGKは「読みが当たってない」と言われがちですが、よく見ると先に動いて外されてる(逆やループ)ケースばかり。

写真で説明していきましょう。

キッカー目線でコースを分けるとこのようになります。隅は止めるのが難しいので、①、⑤、⑪、⑮に強烈なシュートを打たれると、セーブするのは難しいですね。⑥と⑩のコース含めてサイドに決められたら仕方ないです。よほどの反射神経か強運の持ち主(山を張る)のどちらか。

しかし、15あるコースのうち6コースは決められて仕方なしと割り切っても40%程。残り9コース(60%)に対応するには山を張る必要はなく、蹴った後に動くことでも十分ストップ可能なコースです。また、ギリギリまで動かないことで、キッカーにプレッシャーを与える利点も生まれます。

※分かりやすく15コースに限定。

先に動かない作戦の例として、2014年のW杯のブラジルVSチリ戦のブラジル代表GKのジュリオ・セーザルや、2003年のCL決勝(ジーダ、ブッフォン)など

日本代表で見ていくと、2010年のW杯でパラグアイにPK負けした時が悪い例。この時の川島永嗣は気負いすぎたのか先に動きすぎて止められる気配がありませんでした。

一方で2011年のアジアカップ韓国戦では、ギリギリまで動かず見事にシャットアウト。

神がかり的といえば、川口能活みたいなタイプもいますが、川口は野性的過ぎるので参考にはなりません。好きですけどね。この動画なんて今でもたまに見てます笑。

おまけ:クネクネダンス

蹴るまでこの動きでキッカーを苛つかせ、蹴る直前に中央にピタッと止まるのが最強な気がします。日本人にこういうタイプのGKはいませんが…

スポンサーリンク

まとめ

相手キッカーに応じて変えていく必要もありますが、今回紹介したギリギリまで動かず、中央寄りのシュートに対応できる姿勢というのは凄く効果的だと思ってます。

「アイツ全然PK止めてくれない」と影で悪口言われてるGK諸君は、一度この方法でゴールを守ってみてほしい。

スポンサーリンク