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フォレストラバー

気になることや好きなことを淡々と

巨乳と巨根はクラスに2人まで

芥川ヌキ之介(著) 青春ノイローゼ 青春ノイローゼ-バカ

中学生の頃のクラス分けはどのように行われてたのでしょうか?

 

すごく仲の良かった友達と離ればなれになってしまったり、好きだったあの子とはずっと同じクラスにならなかったり、納得のいかないクラス分けを体験した方も多いかもしれません。

 

クラスごとに傾向はあったにしろ、どのクラスにも平均して似たような立場・キャラクターの人物がいたような気がするので、さぞ公平な分け方をしていたのではないかと思います。 f:id:nukya-e:20161102174051p:plain

優等生タイプ、

運動バカ、

昆虫好き、

やたら電車の時刻表に詳しい奴、

サッカー狂い、

いつも立たされてる奴、

恋に恋するバカ、

他にも委員長というあだ名がつきそうな真面目な女子ポジションなど、よく『あるあるネタ』で使われるような学生たちはわりと平均的にクラスに存在した気がします

 

働きアリの理論ではないですが、クラス分けのあとにそのポジションにそれぞれの生徒が変わっていく可能性もありますが、もしかしたら当時の教師たちが僕らを各ポジションごとに割り振っていったのではないかと想像してしまいます

 

例えば、

成績のばらつきを防ぐため、学年の生徒全員のテストの点で上位・中堅・下位のグループに分けて、それぞれのグループから均等に割り振られるようにクラスを分けたり。

 

例えば、

運動会でいつも特定のクラスだけが強いなんていう事が起こらないように運動部と文化部の数が、均等になる様にクラスを決定したりするなんていう工夫がなされていたかもしれません。

 

その程度の分け方ならばいいのですが、僕が思うにもっと下世話でむき出しの会議が開かれていたのではないかと思うのです僕が接してきた教師たちならば、これくらいの会議をしていてもおかしくはないとおもいます。 

 

クラス分け会議

クラスの骨格

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「では、来年度のクラス分け会議をはじめましょう、宜しくお願いします」

 

「(一同)宜しくお願いします」

 

「えーと、まずクラス作りの骨格になる【1軍の男子3名】【1軍の女子3名】は各クラスで決定してますか?」

 

「はい、先週の内に1軍グループはもう割り振ってあります」

 

「ええっ!?クラス分けってそんな風に決まってるんですか?」

 

「ああ、先生はクラス分け会議に参加するの初めてでしたね」

 

「あ、はい。よろしくお願いします」

 

「とりあえず一軍のグループ何人かセットにして、空気を作っちゃうとクラスってのはまとまりやすいんですよ」

 

「はぁそういうもんですか」

 

「そうそう、そこに【お調子者キャラ】【真面目キャラ】【スポーツ大好きキャラ】【読書キャラ】を何人かバランス良く配置するとね、いじめの少ないいいクラスになるんですよ、いや、長く教師をやってるとね、経験でわかるんですよ」

 

「へー勉強になります」

 

「大まかにはそんな感じですけどね。全体的に生徒たちを分けたあとに、各クラスに割り振る特徴を持った生徒を交換していくんですよ」

 

「特徴ですか?」

 

「ええ、わかりやすい特徴だと【イベントの終わりに泣く女子】とか【電車の時刻表に詳しい男子】とか、そういう2~3クラスに一人くらいの生徒たちを入れ替えて調整するんですよ」

 

「そっそんな枠まであるんですか?」

 

「そりゃそうですよ!先生~ナメてもらっちゃ困りますよ。我々経験豊富な教師はね、生徒の事を本当によく見ているんですよ」

 

「ほらほら、先生がた。レクチャーもいいですけど、そろそろ分類はじめますよ」

 

「おっと失礼。では初めは何からでしたっけ?」

 

 

体育祭の時に張り切る男子枠

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「まずは例年どおり【体育祭の時に張り切る男子枠】からですね」

 

「【体育祭の時に張り切る男子枠】ですか?」

 

「ええ、学校における一大イベントである体育祭ですからね。参加意欲の高い生徒を各クラスに配置することは必須なんですよ」

 

「なるほど!ウチの体育祭は盛り上がりに関しては県内でも有名ですもんね」

 

「今年は結構ばらけてていい感じなんじゃないですか?」

 

「う~ん、そうですね。あ、でも4組だけ少ないみたいですね。田代と藤岡を4組にしてはどうでしょう」

 

「いやぁそれは助かります。体育祭で一クラスだけ弱いと空気が悪くなりますからね」

 

「そうですよね。以前5組が大差で優勝した時なんか、他のクラスがいくつかの競技をボイコットしてましたしね」

 

「そいつはヒドイですな」

 

「まぁこれで、バランスもとれたでしょう。次はなんでしたっけ?」 

 

 

合唱コンクールの時に張り切る女子枠

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「次は【合唱コンクールの時に張り切る女子枠】ですね」

 

「あれぇ?ウチのクラスに3人も【合唱コンクールの時に張り切る女子枠】がいるなぁ」

 

「ええっ3人も?それはまずいですね」

 

「【合唱コンクールの時に張り切る女子枠】が多いと何かまずいんですか?」

 

「先生はまだお若いから知らないかもしれませんがねぇ、以前もあったんですよ~。クラス崩壊がぁ」

 

「くっ・・・クラス崩壊ですか!?」

 

「【合唱コンクールの時に張り切る女子枠】が3人以上いるとねぇ・・・合唱の練習の時に女子が強くなりすぎちゃってね、真面目に歌わない男子たちと決定的な亀裂が入っちゃうんですよ」

 

「はぁ」

 

「コンクールが終わってもね、上手くいかなくなっちゃうんですよねぇ、以前の時は年末まで尾を引いちゃって」

 

「なるほど・・・年末まで・・・」

 

「じゃあウチのクラスの【合唱コンクールの時に張り切る女子枠】のうちの一人は先生のクラスという事で良いですか?」

 

「そうしましょう。ハイ、では決定とします」

 

 

エロに詳しい男子枠

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「次は、ハイハイ【エロに詳しい男子枠】ですね」

 

「あれ?もう【エロに詳しい男子枠】はあらかた分けたんじゃないんですか?」

 

「いえそうなんですけどね。3組の若林が最近メキメキ力をつけてきたみたいで…」

 

「きっとお兄さんの影響でしょうな」

 

「ええ、若林は正直な話学年でも上位にくる性知識になっているようでして、クラス配置には気を付けないと…」

 

「ちょっと失礼します。【エロに詳しい男子枠】なんて設ける必要あるんですか?」

 

「はは、そう思われるのも無理はありませんが、【エロに詳しい男子枠】をバランスよく配置することでね、性に対する知識を平準化できるんですよ」

 

「はぁ…」

 

「以前はね。4組だけ卑猥な言葉…例えば○○○とか○○○みたいな言葉が授業中にも飛び交ってたんですよ」

 

「自分たちだけが知ってる下ネタだと思うと、子供はやたらと使いたがりますからね。各クラスの下ネタ偏差値を平準化することでそういった問題を回避するように決まったんですよ」

 

「なるほど。難しいもんですね」

 

「ま、慣れてしまえばってとこですね。では若林は私のクラスで目を光らせておきますので、今年も引き続き3組で面倒を見させてもらいます」

 

 

教師に惚れるバカな女子枠

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「え~あ~と~は~・・・ああ、【教師に惚れる女子枠】がありましたね」

 

「ああ、【教師に惚れる女子枠】ね。ハイハイ」

 

「ん?どうしてそんなに投げやりなんですか?」

 

「え?だってねぇ。教師に惚れると言っても大概は体育の新藤先生に惚れている生徒がいるだけですしね。我々おじさん世代は何でもいいんですよ」

 

「はぁそういうもんですか」

 

「ええ、でも惚れっぽい夢見がちな生徒があまりに偏っちゃうとね、思い詰めてしまったりとか、それはそれで問題なので一応分けているんですけどねぇ…」

 

「まぁ分けたところで結局あまり関係ないんですよねぇ…」

 

「そうなんですか?」

 

「結局クリスマスとバレンタインデーあたりには新藤先生の机にはプレゼントの山ですからね」

 

「へ~羨ましいなぁ」

 

「そんなこと言っても結局手を出したりしたらクビですからね。ココだけの話、去年退職された内牧先生なんて、結局2組の生徒に手を出し・・・」

 

「先生!余計なことを話さないでください!」

 

「おっと、失礼。まぁ先生も男前だから気を付けてくださいね、ハハ」

 

 

妙に発育が良い巨乳女子枠

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「え~っと、あとは・・・冬月はウチのクラスでいいですか?」

 

「ずるいですよ、先生!去年の【妙に発育が良い巨乳女子枠】も冬月だったじゃないですか」

 

「いやぁ、冬月はウチの妻の若いころに似ていてねぇ(笑)」

 

「駄目です。冬月はウチのクラスです。代わりに山川も最近かなり発育がいいので今年は【妙に発育が良い女子枠】に入りますから、山川でお願いします」

 

「わかりましたよ、先生にはかなわないなぁ」

 

「【妙に発育が良い女子枠】がクラスに3人以上いると統計的に男子の偏差値が下がるというのはもはや常識ですからね。ついつい目で追っちゃうんでしょうな。やっぱり思春期の男の子だから、笑」

 

「あれだけの巨乳が目の前にあったら学生には目の毒ですからね」

 

「・・・まっ、我々も気持ちはわからんでもないですがね」

 

「わっはっはっは」

 

「え~、ではこれは決定でいいですね」

 

 

巨根男子枠

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「あとは・・・ああ【巨根枠】の2名がありましたね」

 

「そうでした。どうしたもんですかね」

 

「きょ…巨根も関係あるんですか?」

 

「そりゃあ、ありますよ。4人グループの内、巨根が3人なんてことになると、残された生徒が劣等感から素行が悪くなるというデータがあるんです」

 

「そんな、バカな!」

 

「いや、どこだかの大学の先生が学会で発表していたはずですよ」

 

「・・・すごい研究データですね」

 

「パパッと分けちゃいましょう。秋元と川田は中々のモノを持ってますから1組と2組にそれぞれ分けましょう。それで二人ずつですよね?」

 

「そうなんですが…戸塚も【巨根枠】にいれてもいいですかね。」

 

「戸塚?彼はそんなに巨根でしたっけ?」

 

「あ、いえね。僕もそう思っていたんですが・・・」

 

「見かけによらず?」

 

「ええ。プールの時間に一回だけ見た事があるんですが驚きました」

 

「そんなにですか?」

 

「小さめのパイナップルかと思いました」  f:id:nukya-e:20161103184346j:plain

「またまたぁ。それは盛ってるでしょう、先生(笑)」

 

「いやいや先生とんでもない!それのせいで「プールのパイナップル」なんていう怪談話が生徒たちの間で流行ったんですから!」

 

「ええ?例の「プールのパイナップル」って戸塚の巨根が原因だったんですか?」

 

「そうなんですよ、沈静化するのに大変だったんですよ」

 

「なるほど。それはもう立派な【巨根枠】ですな。3組はまだ一人しか巨根がいないでしょうから、戸塚は3組にしてバランスを取りましょう。ハイ決定ですね!」

 

 

ブラジャー派手に透けてる枠

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「最後は何でしたっけ?あ~まだ【ブラ枠】決めてませんでしたね」

 

「風間はウチです!ここは譲れませんよ。絶対に風間は【ブラ枠】でウチのクラスです!」

 

「はぁ、いいですけどどうしてそんなに力んでいらっしゃるんですか?」

 

「いえ、実は風間は良くエメラルドグリーンのブラジャーを透けさせているんですよ」

 

「ええ、そうでしたね」

 

「その風間のブラジャーのエメラルドグリーンの色味がね、私の故郷の海の色に似ているんですよ」

 

「ははぁなるほど。」

 

「風間のブラジャーを見る度に、なんだか帰郷したような気になってしまってね。」

 

「ああ、そういえば先生は沖縄出身でいらっしゃいましたよね」

 

「ええそうです、お恥ずかしい話ですが、ついつい凝視しながら涙ぐんでしまいますよ」

 

「ノスタルジックですなぁ」

 

「ええ、ノスタルジックです。ですからここはひとつ」

 

「わかりました。みなさんもよろしいですね。ハイ、では決定とします。これで、今年度のクラス分け会議を終了とさせてもらいます。皆さんお疲れ様でした」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


と、まぁ、こんな風にクラス分けしているのであれば、教師も魅力的な職業だなと思いますよね。ないけどね、絶対。