Jリーグ1stの優勝争いも川崎フロンターレ、鹿島アントラーズ、浦和レッズの3チームに絞られた。
2016年6月11日第15節終了時点の順位表 ※浦和レッズはACLの影響で2試合少ない
残りの対戦表
※対戦相手後ろの( )は6/14現在の順位
1位 川崎フロンターレ
6/18(土)19:00 アビスパ福岡(18位)AWAY
6/26(土)19:00 大宮アルディージャ(4位)HOME
最大獲得勝ち点40
2位 鹿島アントラーズ
6/18(土)19:00 ヴィッセル神戸(9位)AWAY
6/26(土)19:00 アビスパ福岡(18位)HOME
最大獲得勝ち点39
3位 浦和レッズ
6/15(水)19:00 ガンバ大阪(8位)AWAY
6/18(土)19:00 サンフレッチェ広島(5位)AWAY
6/22(水)19:30 FC東京(12位)HOME
6/26(土)19:00 ヴィッセル神戸(9位)HOME
最大獲得勝ち点39
実質2チームの争い
数字だけ見ると浦和レッズも可能性ありそうだが、浦和レッズは5/8の大宮アルディージャとの埼玉ダービーから2分1敗と大ブレーキ中。原因はACL敗退による影響が大きいのだろう。今シーズンは広州恒大も倒しており、チームとしてもアジアチャンピオンになることが目的だっただろうから。。。ということで、浦和レッズは実質レースから脱落していると見ている。
となったので、あとは川崎フロンターレと鹿島アントラーズの一騎打ちとなるが、ともに2試合のうち1試合は最下位のアビスパ福岡が含まれていて、残すは川崎フロンターレが大宮アルディージャ、鹿島アントラーズがヴィッセル神戸と曲者相手にしなければならない。
今シーズンの川崎フロンターレ
シーズン序盤は湘南ベルマーレと4−4の打ち合いすると、良くも悪くも“らしい戦い”を見せていたが、第8節の浦和レッズ戦で、スコア以上の完敗を喫してからチームは変わっていく。
まず、中村憲剛のポジションをボランチ⇒トップ下に移し、空いたボランチには今季から加入したエドゥアルド ネットを配置。また、小林悠をFW→右サイドに張らせてシステムを4-2-3-1にし、守備の安定を図るようになった。
この変更により手堅いチームへと変貌。何より、中村憲剛の守備面に対する不安を取り除いたのは大きい。
今シーズンの鹿島アントラーズ
気付けば優勝争いをしていた。ナビスコカップでの戦いは目を覆いたくなる酷い戦いだったが、リーグ戦は“負けない鹿島”を維持。先日は数年ぶりに浦和から勝利を収め、チームの状況はかなりよい。
今シーズンから不動のレギュラーとして活躍する植田直通の強さ、柴崎岳のパス捌き、全盛期のゴン中山のような金崎夢生と、 各ポジションにいるタレントの質も高い。サブには鈴木優磨というギラギラした選手が控えているのも強み。
優勝争い下手対勝者のメンタリティー
惜しい位置にいきながら毎回タイトルを取れてない川崎フロンターレにとって今シーズン程のチャンスはない。風間八宏監督にとっても是が非でも優勝したいところだろう。
一方の鹿島アントラーズは黄金期を知る曽ヶ端準、小笠原満男の存在が大きい。両ベテラン選手は優勝争いのプレッシャーを感じてない。
曲者との戦いをどう乗り切る
川崎フロンターレは17節で大宮アルディージャ、鹿島アントラーズは16節でヴィッセル神戸と戦う。この曲者との戦いがポイントになってくる。
大宮アルディージャは手堅い守備をベースに、家長昭博を中心とした攻撃で勝ち点を稼いでおり、ヴィッセル神戸は外国人選手の質が高く、鹿島をナビスコカップでボッコボコにしている。両者ともにこの対戦をどう乗り切るか?
気になるのが最終節のカード。
川崎フロンターレが大宮アルディージャ
鹿島アントラーズがアビスパ福岡
精神的に楽なのは間違いなく鹿島アントラーズ。現時点で2位、対戦相手が最下位、ホームゲームということで川崎フロンターレよりリラックスして戦えるはず。
一方の川崎フロンターレは不利ではないが、慣れない優勝争いにプレッシャーがかかってくる。次節、鹿島アントラーズがヴィッセル神戸から勝ち点3を得ることができれば、川崎フロンターレがアビスパ福岡に勝って最終戦前に勝ち点差変わらなくても鹿島アントラーズが有利になると見ている。
キープレイヤー
川崎フロンターレ ⇒ エウシーニョ
鹿島アントラーズ ⇒ カイオ
優勝はどっちだ?
どちらも優勝に相応しいチームだと思う。
個人的には優勝経験ない川崎フロンターレ推しだが、プレッシャーが少ない鹿島アントラーズが最後にかっさらいそうと予想。
いずれにしても最終節まで優勝争いをしているJリーグは楽しい。現在ユーロやコパ・アメリカで海外サッカーが盛り上がっているけど、まだまだJリーグも捨てたもんじゃない。