Forest Lover

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ゴキブリを素手でつかむ嵐さん

小学生の頃の僕には憧れの女の子がいました。

 

彼女の名前は嵐さん

 

今日は僕が憧れた彼女の強さ。そして彼女の優しさについての話をしたいと思います。少し長い記事になりますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

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人間は動揺する生き物

なぜ、僕が嵐さんに憧れを抱いたのかを説明するためには、まず人間の感情について説明しなければなりません。

 

人間は予想外の出来事が起こると感情が揺れる生き物です。言葉を変えれば動揺するわけです。だからこそ、人間は自分に起こりうる出来事を事前にシミュレートし、あらかじめ準備をすることで物事に対応していきます。

 

ところが人生とはうまくいかないもので、どれだけ入念に準備をしたところで予想外の出来事というのはいつだって唐突にやってくるものなんです。

 

例えば…

例えば30歳の童貞ボーイが明日急にデートをすることになり、デートコースを考えたとします。彼はとにかく童貞を捨てたいのですが、その為には苦手なデートを成功させなければなりません。

 

昼に待ち合わせてオシャレなカフェに行き、話題の映画を見て、ムーディーなレストランで食事をとり、少し背伸びをしてバーに行き、夜はビシッとホテルに誘って絶対に童貞を卒業しようと計画して、なんとかデート当日をむかえます。

 

ところが実際にデートしてみたら、初めのカフェで彼女が「トイレで一発済ませてから行きましょう」なんていいながら、豊満な胸の谷間からコンドームを取り出して来たらどうでしょう

 

想定していた面倒くさいデートをすっ飛ばして童貞の目的達成です。「え いいの?」です。童貞ボーイの気持ちになってみてください。きっと皆さん戸惑いつつも、喜びの感情で揺さぶられますよね。

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プラスでもマイナスでも

今の例のように予想していない出来事が起こると動揺と共に喜びが爆発します。そして予想外であることがプラスに働くケースはいくつもあります。 

 

例えば、

  • サプライズパーティーが開催される
  • サッカーで終了ギリギリに逆転ゴールを決めて勝利

といったように、想定の範囲外であることが、普段の数倍の強い歓喜や感動の感情を生み出しているんです。 

もちろん逆のパターンとして、

  • 浮気相手と遭遇してしまい修羅場
  • ロスタイムに逆転ゴールを決められて敗北

だったりすると、想定外の出来事でマイナスな感情になることもあります。 

要するに何が言いたいのかと言うと、プラスにしろマイナスにしろ想定の範囲外』という事が人間の感情の起伏に大きく関わっているって事を言いたい訳なんです。

 

そして、その『想定の範囲外』によって僕は嵐さんに対して憧れを抱くようになったのです。これからが本題です。書いててすでに長げぇ。

 

アホ

あれは僕がまだ小学生の頃のことです。

 

あの頃の僕は混じりっ気なしのアホでした。九九を覚えるのはクラスで1番遅かったし、頭云々だけではなく行動もアホ。純度100%のアホのキングオブキングでした。

 

具体的にどんなアホだったかと言うと、掃除の時間に男子便所に現れたゴキブリを解体して洗剤の容器に詰め、レモン石鹸と水を混ぜた『ゴキブリレモン水』なんていう核弾頭に近い代物を人にかけまくり、エアリーな感じで周りにトラウマを与えたりする子でした。 

カネヨ レモン石鹸 8個

もう自分でやっておきながら人間性を疑いたくなる行動で、訴えられたら120%敗訴。執行猶予もつきません。児童相談所とかに送られなくて本当に良かった。

 

けどまぁマスオさん風に言わせてもらえれば、この位の小学生は難しい年頃ですからね。若気の至りって事でこれに関してはもう時効です。

 

男子VS女子

こういうくだらない下品な遊びって当時は凄く楽しかったんです。男の友達はそのノリに乗っかる事も多かったんですが、女子は違いました。ちょっと悪ノリをしたら大声を出して否定してきます。だからクラスの女子達からは常に冷たい視線にさらされていたものです。羞恥プレイのような軽蔑の視線…。今考えると興奮しますが、当時はクラス内で女子と対立することはしばしばありました。

 

掃除の時間なんて女子と喧嘩する為の時間だと思っていたくらいです。

「シュートーー!!ヘイパスパス!!」

「ちょっと男子!しっかり掃除しなさいよ!先生に言いつけるわよ」

「でたよ。チクリ魔だよー。すぐチクるんだもんなー」

「なんですってー!!」

「やーい。チクリ魔ー」

「うるさいわね。まだチクってないでしょ!」

「どうせ、これからするんだろー。やーい、チクリ魔ー。乳首魔ー」

「乳首魔じゃないもん…。乳首は関係ないもん…。えーーーん」

「あ、なんか、ごめん。」

みたいな、血湧き肉躍るような熱き戦いが日々繰り広げられてましたが、女子が泣いてしまうとこちらは弱いもので、途端にクラスが冷めた空気になってしまいます。こちらがシュンとすると大抵は許してくれるのですが、たまに謝っても許してくれない女子がいたりします。

 

そんな時、僕等は決まって真っ青になるのです。何故なら僕等のクラスの女子には強力な味方がいたからなんです

 

女子の味方、嵐さん

その味方というのが冒頭に登場した嵐さん。彼女は同じクラスの女子でした。

 

一般的に小学生は女子の方が発育が良く身体も大きかったりしますが、嵐さんはその中でも特に身体がでかくて力持ち。大きさのイメージでいうと中型巨人を想像してもらえば伝わりやすいかと思いますが、クラスの男子にそれはそれは恐れられていました。

 

と、いうのも嵐さんは男女がもめると、決まって持ち前の力で男子をねじ伏せるような子だったんですよね。

 

力こそ正義」という言葉は嵐さんの生き様から生まれた言葉なのではないだろうか。そう思いたくなるほど猛烈な力をふるう彼女は、YAWARA!で言ったらジョディー。

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ジョディ・ロックウェル選手(カナダ)

 

 

もののけ姫で言えばおっことぬし様のような見た目をしていた。

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おっことぬし様(九州)

 

ようするに巨漢だ。無差別級と呼んでもいい。

 

嵐さんのパワー

さらに嵐さんはとんでもない怪力だった。クラスで一番力が強い男の子と腕相撲をした時に瞬殺しただけではなく、肘のスジを破壊して病院送りにしたような伝説を達成していた。

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そんなんされたらPTSD(心的外傷後ストレス障害)とかになりますからね。彼女から身を守るすべは麻酔銃くらいしか考えつきません。なぜあの頃に麻酔銃も持たずに彼女と接していたのか、自分の危機管理能力の低さが嘆かれます。

 

そんな、未曽有のバイオハザードで誕生した嵐さんは、女子が泣いたりしているとそれはもう烈火の如く怒り狂い、泣かした男子を捕まえてボコボコにします。遂にアルマゲドンがやってきたのかと思えるほどの大暴れで、泣かした男を徹底的に慰み者にします。

 

僕は泣かしても許される率が何故か高かったので、そこまでやられた記憶はないけれど、ひどい奴だとけちょんけちょんにやられて、犯された後みたいに泣きじゃくってましたからね。小梅みたいになってましたからね。わからない人はひとつ屋根の下というドラマを見てください。

 

ゴキブリ事件

そんな日々の中で事件は起きました。あれは普段と変わらないある平日。給食の準備をしている時間でした。

 

唐突に「キャーー」なんて、女子の悲鳴が教室内に鳴り響いたんです

 

なんだなんだとざわつく教室。数人の女子が悲鳴をあげた女の子に近づき、何があったのか聞きました。 するとその子は何も言わず、ただ震える指先で教室の隅の方を指差すんですよ。どうしたんだろうと思いつつも、皆の視線がロッカーの脇のに集まると、なんとそこには神々しく黒光りする人類最大の天敵であるゴキブリが

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しかも、稀に見る大きさです。こりゃ悲鳴をあげちゃう気持ちもわかります。ゴキブリを見て「キャーー」と新たに悲鳴を上げる女子。好奇心から騒ぎ出す男子。ゴキブリのせいでクラスが騒然としてしまい、まわりを見渡したり顔を見合わせたりと、誰もが一瞬行動を起こせずにいました。

 

けど、僕だけは違います。僕は『ゴキブリレモン水』を作ることを生業にしている男でしたからね。ゴキブリなんて慣れたものです。

 

(ぶった倒してやるっ!)

 

そう思った瞬間に僕は誰よりも速く、まるで社交ダンスでも踊るかのように颯爽とゴキブリの前に飛び出しました。獲物を確認しつつニヤリと笑い、流れるようにゴキブリとの距離を保ちます。

 

僕の美しい立ち振る舞いに見とれているのか、薄ら笑いでゴキブリを見ている姿が気持ち悪かったのかわからないけど、ざわついていた教室も静まります。

 

そして、オレ様の一撃をしっかりと目に焼き付けておけよ、と僕がゴキブリに一撃を決めようとしたその瞬間、大きな何かが目の前に飛びこんできたのです。

 

 

 

その大きな何かとは――

 

 


――そう、嵐さんでした。

 

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立ちはだかる嵐さん

彼女は唐突に飛び出してきて、僕とゴキブリの間に立ちはだかったんです。

 

チョット オマエ ドケ

 

とカタコトじゃなかったかもしれないけど、僕に退くように言う嵐さん。

 

オイオイ待てよ、そいつは俺の獲物だぜ」とガツンと言ってやろうかと思ったけど、アイアンクローされそうで恐かったから大人しく退きました。ヘタレじゃないですよ。退くのも勇気だからですよ。

 

まぁ退いたとはいえ、一度は自分が退治する予定だったゴキブリです。嵐さんが一体どんな退治をするのか見物じゃないですか。だから(さーて。ここは1つ、お手並み拝見といたしますか)みたいなライバル校のエースの視察みたいな雰囲気を出しつつ、腕を組んで教室の壁にもたれかかって見守ります。我ながらイタイ男です。

 

そして(所詮は素人。嵐さんは素人にありがちな、近距離上履き速攻型だろうな・・・)などと自分の中で勝手に盛りあがります。ところが、予想に反して嵐さんは上履きを脱ぐ様子を見せません。それどころかゆっくりとゴキブリの脇に座りこみました

 

 

一体嵐さんは何をやっているんだろうか?

 

 

皆の頭に疑問が浮かぶ中、嵐さんはのっそりとした動きで立上りつつ、腕を教室の中央に向けました。そして――そんな嵐さんの姿を見てクラス中に衝撃が走ったんです。

 

 

 

 

 

いや、嵐さんさー

 

 

 

 

ゴキブリ素手で掴んでるんだよね

 

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あゝ 野性的。野性的すぎるよ、嵐さん。

 

ゴキブリを握る嵐さん

そんな嵐さんのアマゾネスな姿を見てクラスの空気が一瞬止まり、すぐに風船が割れたかのように一気に弾け飛びました。

 

クラスメイト達は嵐さんから逃げたり、はやし立てたりで阿鼻叫喚の大混乱。気の弱いN子ちゃんは奇声をあげて、何故か泣きながらぐるぐる猛ダッシュしてるし、自閉症気味だったT君まで驚愕の表情を浮かべたいたもんね。うん、なんかショック療法みたいになって、回復してた。

 

ゴキブリを手掴みって何!?日本にそんな文化ねぇよ!?お笑いウルトラクイズでも見れねえぞ。うわっ、手の中でワサワサしてる。あわわ、はみ出てる脚が嵐さんの手をカリカリしてる。…だっ駄目だ、見るに耐えない…

 

リアルパニックルームの中、威風堂々とゴキブリを握りしめる嵐さん。「黙れ!小僧!!」と言わんばかりの嵐さんは、もはや男前すぎて眉毛とか繋がって見えてたからね。なんて頼もしいのでしょう。鬼にこん棒。嵐さんにゴキブリ。もはや最強装備じゃないか。

 

なぜ嵐さんは素手でゴキブリを掴むのか?

そんな彼女の姿を見て、

なんでこの人こんな事してんの?

って誰もが思っていたはずです。

 

だって、いきなりゴキブリを素手で掴むなんて誰も予想なんてしないじゃないですか。まさに『想定の範囲外』がもたらす疑問と驚嘆です。まったくもって心臓に悪い。

 

でも僕等の疑問なんてまったく気にしてない様子の嵐さんはゴキブリを握りしめズンズンとベランダの方に進んでいく。窓をあけてベランダに出ると校庭を見つめ静止すること数秒。

 

急に動き出したかと思ったら、おもいきり振りかぶると奇声をあげながらあらん限りの力でゴキブリを空に向って放り投げたんです嵐さんに投げられ、生き物とは思えない速度で飛んでいくゴキブリ

 

「ウヌゥガアァウウオオォォッ!!」

、生き物とは思えない言葉で叫ぶ嵐さん

 

もう世界陸上の時の室伏とダブって見えましたよね。織田裕二がいたら大興奮です。ゴキブリが飛んでいく途中で見えなくなると、嵐さんは手をパンパンと二回ほど叩くと悠々と教室に入ってきて一言、

 

逃ガシタ。何カ 文句 アルカ?

 

と、カタコトじゃなかったかもしれないけど、言い放ち自分の席に帰っていったのだ。

 

って…え?にっ逃がした???

 

優しい嵐さん

僕等には一体何が起こったのかを理解するまでに時間が必要でした。あの戦慄のバトルサイボーグである嵐さんが、ゴキブリを手で掴んで逃がしてあげた!?そっそんなバカな!いや、本人もそう言ってるし、やっぱりそれ以外には考えられないのか。彼女はゴキブリを逃がしたんだ。そうか、そうだったのか。

 

僕も含めてクラスの男子は今まで嵐さんを、冷たくて、暴力的で、がさつな人間だと思っていました。もう、完全にワシントン条約違反で、アマゾンの未開拓の土地から連れてこられた新種の生き物だと思っていました

 

ところが実態はまったく違いました。少なくとも彼女は冷たい人間ではないのです。そりゃあもちろん、ゴキブリを手掴みするのは誰も予想しない奇行だけれど、その行動の根底には生き物に対する嵐さんの優しさが存在してたんです。

 

ゴキブリだって地球に一緒に住む仲間なんだから簡単に殺したしちゃいけないんだって嵐さんは思っていたのかもしれません。それってなかなか出来ることじゃない素晴らしい行動なのではないでしょうか。

 

そして、何よりも勇気が必要なことなのではないでしょうか

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彼女の勇気と僕の反省

小学生の頃って、簡単に人を傷つけるような行動をしてしまう年頃だと思うんです。そんな敏感タイムに、皆の前で手でゴキブリを掴むなんてのは、もう自殺級の大事件で、小学生時代を棒に振る覚悟がなければとても出来ない荒行なわけですよね。だって、そんなことしたらゴキブリが関連するあだ名になる確率はどう少なく見積っても120%。とてもじゃないがそんな勇気は僕にはないんです。

 

でも嵐さんは普通の事としてやってのけました。嵐さんは本当にスゴイ。体格だけじゃなく心も大きかったんです。

 

そんな風に嵐さんの行動を目の当りにしたら、虫や植物の命を軽視していた僕の行動が、すごく恥かしくなってしまったんです。もうゴキブリレモン水なんて作ってる場合じゃない。ましてやそれを人にかけたりしちゃ駄目だ。僕はなんて愚かな行為に励んでいたんだろうか。ごめんね、嵐さん。そして、ありがとう。君のおかげで僕は目が覚めたよ。

 

と、すっかり嵐さんに対する感謝やら反省やらの気持ちでいっぱいになったんです。

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想定の範囲外

これも1つの『想定の範囲外』ですよね。一般的にゴキブリを見つけたら大抵の人は、すぐに退治しようとしますが、彼女はそれを救ってあげた。当然のように窓から逃がしてあげた。

 

それって多分、クラスの誰も考えてなかったはずです。

 

そしてその予想外の行動から、僕は生き物に対する今までの行動を反省したし、彼女の優しさに感動さえ覚えたのです。『想定の範囲外』による自責と感動。これはとても素晴らしいことです。また何より良かった事は、この一件で嵐さんの人間としての素晴らしさを僕が理解することが出来たことだと思うんです。

 

いつもは粗野なフリをしているけど、きっと嵐さんは虫も殺せない繊細な人なんだろう。凄く心のやさしい女の子なんだろうな。そういう姿を見せない所が、また奥ゆかしくて本当に好感がもてる。ゴキブリを逃がした瞬間は、同時に僕の中での嵐さんの印象が180度変わった瞬間だったんです。

 

嵐さんは素敵な子

彼女は優しくて繊細な女の子

 

容姿はかなり「ごっつぁんです」って感じだけど、そんなの気にならないほど心はエンジェルじゃないか。見た目がジョディーだろうと、おっことぬし様だろう何でもござれだ!文句がある奴はかかってこい!!食ってやる!!大好きだ嵐さん!!愛してる!!

 

と、アイドルのファンクラブの会員番号が1ケタの奴みたいな勢いで嵐さん崇拝者になった僕。もう、僕の目にはオードリー・ヘップバーンとナタリー・ポートマンを足して、マザー・テレサで割ったようなそんなミラクルガールに見えていました

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ところが…

そんな嵐さんは席に戻ったあとに、給食を取りに行ってもう戻ってきたようです。てかもうみんな給食の用意ができているみたいなので、僕も急いで用意をします。僕は嵐さんと同じ班なので、着席したらすぐ斜めに嵐さんがいます。

 

彼女の優しさにメロメロになっている僕は、気になってどうしてもチラチラ見ちゃうんですよね。ついさっきまで、アマゾンの未確認生物だと思っていた人間とはとても思えません。『想定の範囲外』の力っていうのは本当に凄いものです。

 

 

嵐さんが牛乳を飲む姿は白鳥が水浴びをしているように洗練されている・・・

 

 

スープを口に運ぶ仕草から知性と教養を感じる・・・

 

 

あげパンを手にとってがぶりと噛み付く仕草でさえ・・・

 

 

ん?手にとって?

 

 

と、次の瞬間、途方も無い事に気付いてしまったのです。

 

 

 

あ・・・

 

 

 

嵐さん手洗ってねーや

 

 

手を洗う文化がある日本

ゴキブリを魅惑のワンハンドキャッチをした手を洗うこともせず、今度はあげパンを鬼の形相で掴み食いです。そんな姿にガツンと衝撃を受ける僕。

 

 

おいおい

 

 

マジのアマゾネスじゃねーか 

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マジのアマゾネス(アマゾン)

 

それはもはや、おっぱいがボロロンと出てても気にしない人たちの文化じゃねーか。もしくはその部族に狩られる獣としか思えません。どちらにしろ、こんなところにいちゃダメ、国ヘ帰レ。

 

 

同じ班の人たちもその状況に気付いたようで、みんなまたしても物凄い衝撃を受けてたみたい。自閉症が治ったはずのT君はショックでまたうつむいちゃってたし、あげパンが大好きだったI子ちゃんも青ざめてノドを通らなくなってたみたい。

 

恥ずかしながら僕自身も給食を口に運ぼうとすると、嵐さんの指をカリカリしてたゴキブリの脚がフラッシュバックしてきて、とてもじゃないけどご飯が食べられませんでした。ごめんね、給食のおばちゃん。

 

短命のスター嵐さん

ゴキブリを逃がして一瞬にして僕の中でのスターダムにまで昇りつめた嵐さん、残念な事にゴキブリを掴んだ手であげパンにかぶりつく彼女の評価は急降下。一般人を通り越して、もはやたたり神にしか見えませんでした。誰かアシタカを呼んで来い。

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ついにクラスの中からたたり神をだしてしまった、一族の恥じゃ

 

と嘆く僕を尻目に、むしゃむしゃとあげパンの養分を吸収して着実に肥えていく嵐さん

 

そんな彼女の様子を見ていて、僕はつくづく思います。『想定の範囲外』ってのはホントに衝撃を受けるなぁって。予想外の出来事ってのもたまにはいいけど、こうも連続で起きると心身がもたないもんです。やっぱり人間は日々の平凡な生活の中に、少しの驚きがあるくらいが丁度良いのかもしれません。

 

君の名は?

ちなみにゴキブリを掴んだあとの嵐さん

 

ゴキ嵐ってアダ名になりかけたんだけどゴキ嵐って呼んだ男子を片っ端からアイアンクローで泣かしていったので、ゴキ嵐なんて呼ぶ村の勇者はいつのまにかいなくなってました


アダ名が変わる確率は120%だと思ってたのにまったく想定の範囲外だわ。やっぱスゲーよ、嵐さん。

 

画像出典元:

alohastates12/7798409.html

http://www.relationship-advice-bootcamp.com/?p=644

https://matome.naver.jp/odai/2142979628772776001/2142980463278962203