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フォレストラバー

気になることや好きなことを淡々と

この青春小説を読んどけ【25作品】

2017年3月23日更新 はじめに "素晴らしい青春小説"は"初恋"に似ている。 物語に感情移入し輝かしい時間を共に過ごすことで得られるトキメキはもちろんだが、読み終わった時に味わう喪失感が初恋に破れたときの感覚に近いからではないかと思う。 その失恋に似…

読後感が最悪な胸くそ悪い小説こそ読むべきだ【13作品】

※2017年3月15日更新 本を読み終わったあとに胸クソ悪くなる作品は、世の中にたくさんある。 何故わざわざ時間をかけて本を読み、嫌な気持ちになる必要があるのか、理解できない人たちもたくさんいる事だろう。 そんな方々に勘違いしてもらいたくないのは、そ…

辻村深月『ハケンアニメ』感想文:“作品愛”という人質を取られたアニメ業界の現状!

“ー生きろ。君を絶望させられるのは、世界で君ひとりだけ。” 辻村深月の作品って、精神的な辛さが前面に押し出されている作品が多いような気がしていたのですが――結末は別ですが――、先日読んだ『ハケンアニメ』はその精神的な辛さよりも仕事に懸ける熱い想い…

愛すべきクローズド・サークル系おすすめミステリー小説【20作品】

ミステリーファンとしては絶対に外せないジャンル―― 【クローズドサークル】 皆さんも読まれたことはあるかと思います。 傑作と呼ばれるクローズドサークルには、孤島や山荘に閉じ込められて、1人、また1人と殺人が起きていき最後には仰天の結末が…!?な…

古谷経衡【「意識高い系」の研究 (文春新書)】はSNSで「リア充アピールうぜぇ」と日々感じてる方必読の資料

SNS上に蔓延るリア充アピール、意識高い系発言、おかしな角度の極論、自分探し…。 上記関連の投稿は極力見ないようにしている。見ていて痛々しいし、意義を唱えるのも面倒。そもそも他人の投稿に僕がとやかくいう権利もない。なので痛投稿を見る度、フォロー…

池井戸潤『銀翼のイカロス』感想文:半沢直樹4-JALすぎるてシビれる名作に続編はあるのか?それはそうとドラマはよ

2013年TBSドラマ『半沢直樹』の原作小説シリーズの4作目、池井戸潤作『銀翼のイカロス』。前作『ロスジェネの逆襲』のようにやはり題名が格好よくなっているので驚きつつも、内容は、半沢が栄転で東京第一銀行の本社営業二課の次長に戻ってからの出来事が描…

朝井リョウ『何者』感想文:この傑作に共感できない人生を送りたかった・・・

僕は作家本人の人柄を好きになってしまうと作品も好意的に捉えてしまうことがあるので、なるべく作家と作品は別物として読むように気を付けているんです。 だから、朝井リョウの作品『何者』を読んだ時に感じた感想。 「これは素晴らしい作品を読み終えてし…

加藤千恵『ラジオラジオラジオ!』感想文:少女の成長と友達が親友に変わる瞬間を読ませてくれるホロ苦い青春ストーリー

朝井リョウ・加藤千恵のオールナイトニッポン0のリスナーだった僕は、お二人に非常に親近感を感じてしまっています。 そのラジオのコーナーから名付けられた加藤千恵さんの作品である『ラジオラジオラジオ!』(河出書房新社)も発売された当初から個人的な…

書籍化決定!『ご本、出しときますね?』番組内容と作家が紹介してくれた本のまとめ!《出演作家のおすすめ作品も!》

BSジャパンでオードリーの若林正恭さんが司会を務めるトーク番組『文筆系トークバラエティ ご本、出しときますね?』を、みなさんはご存じでしょうか? www.bs-j.co.jp 毎回、人気作家の皆さんがゲストで登場して、司会の若林さんと様々なトークをするのです…

柴那典【ヒットの崩壊】ヒットの法則が変化しているのは音楽業界だけではない

柴那典さんの【ヒットの崩壊】を読みました。 「今年の歌」が分かりくい日本の音楽業界。 年末の特番では過去の歌やコラボが多く、CDの売れ行きも90年代に比べると落ちている。オリコンの年間トップ10にランクインしてるのはAKB48、乃木坂46、嵐のみ。 2016…

中川淳一郎著『ウェブでメシを食うということ』を読んで自身のウェブとネットの歴史も振り返ってみた

中川淳一郎著『ウェブでメシを食うということ』を読んだ。 著書にウェブはバカと暇人のもの 、ネットのバカ、バカざんまいなど、多数の「バカ」本を出してる中川氏。好き嫌いは別れるが、ズバズバ言い切るところに好印象を持っている。 今回読んだ『ウェブで…

宮木あや子『校閲ガール トルネード』感想文:望んだ未来と手に入れた今が違ったとしてもそれは不幸ではない

宮木あや子作品『校閲ガール』『校閲ガール ア・ラ・モード』の続編にあたる作品。 可愛らしいキュートな装丁は相変わらずで、おっさんには買いにくいのだが、今作『校閲ガール トルネード』は、前作よりもやや厳しい現実を突き付けるような内容になっている…

和田竜『忍びの国』小説感想文:耐え忍ぶのではなく金を懐に忍ばせる事が伊賀忍者の生きがいである

海外から見た日本のイメージは、未だに侍や忍者から脱却できてはいないのかもしれない。 海外向けの日本人のパフォーマンスはどうしてもSAMURAIでありNINJAをしておくのが無難であることは昔から変わらず、未だにチョンマゲ姿に袴を着ている人たちがTOKYOの…

男性にこそ読んでもらいたい!おすすめの恋愛小説【11作品】

『恋愛小説は女性が読む本である』 そんな考え方は一世代前の偏見で、今では男性でも恋愛に比重が置かれた作品を普通に楽しむ時代になってきているように感じる。映画『君の名は』のように、性別に関係なく支持される恋愛作品も増えてきた。それでもやはり、…

誉田哲也『増山超能力師事務所』感想文:人情味あふれるハードボイルドSF作品という新しいジャンルが生まれる!

『超能力』と聞くと僕は小さいころゴールデンタイムのテレビで行われていた超能力者の特番を思い出す。スプーンを曲げ、念写をし、箱の中身を当てる彼らに胸が躍っていた。 超能力の存在の有無をここで語るつもりはないが、ああ僕に超能力があったらTVなん…

野沢尚『反乱のボヤージュ』感想文:間違っていることを「間違っている」と言える大人でいなければいけない

基本的に疾走感で満たされた爽やかな青春小説の方が好きなのだが、若いからこそ感じる心の葛藤や成長を描いた苦味あふれる青春小説も、また違った魅力があるので読んでしまう。 特に思春期の学生特有の“万能感”や“無気力感”が、社会によって抑圧されて強制的…

本当にキムタクが悪いの?SMAP解散の裏をまとめた《週刊文春記者が見た『SMAP解散』の瞬間》と共に考えてみた

週刊文春記者が見た『SMAP解散』の瞬間 (文春ムック) posted with ヨメレバ 鈴木 竜太 文藝春秋 2016-12-02 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo 内容紹介 ジャニーズ事務所本社の会議室で、紅白歌合戦リハ中のNHKホールで、深夜の路上で……記者が見た解散ま…

松岡圭祐『探偵の探偵』シリーズ全作品のネタバレ感想文:暴力に対して機転で対応する女性版ハードボイルド作品

読みやすくて優しめな物語を書いている印象の松岡圭佑さんが、比較的ハードな作品を描いているシリーズがある。北川景子さん主演でドラマ化もされいている人気作になっている『探偵の探偵シリーズ』だ。 以前から気になっていたものの、なかなか手に取るに至…

池井戸潤『七つの会議』感想文:胃が痛くなるようなサラリーマンの辛さがリアルすぎて凹む

作品のタイトルだけを見て、勝手にユルユルした笑える内容の作品だと思い込んでしまうことがある。それなのに実際に作品を読み始めたらシリアスな内容だったりすると、自分の心が勝手に生み出した勘違いが原因でギャップが埋まらず、物語の導入部分で苦労し…

自由律俳句集『まさかジープで来るとは』も素敵なので気に入った言葉をオススメしたい【せきしろ×又吉直樹】

又吉直樹さんとせきしろさんの本。前作『カキフライが無いなら来なかった』で自由律俳句の面白さにハマってしまい、すぐに続編である『まさかジープで来るとは』を読み始めてしまった。 この作品も前作に負けないくらい、面白味と切なさを含んだ人の感情が流…

自由律俳句集『カキフライが無いなら来なかった』が素敵なので気に入った言葉をオススメしたい【せきしろ×又吉直樹】

もはや芸人というより芥川賞作家としての名前の方が大きくなってしまったような印象を受ける又吉直樹さん。そんな又吉さんが作家のせきしろさんと共に出した本がある。 それが五七五に拘らない自由律俳句集『カキフライが無いなら来なかった』だ。自由律俳句…

竹田真太朗『イカロス・レポート』感想文:鳥人間コンテストは現実でも小説でもパイロットが熱い男だとウケるよね

先日読んだ中村航さんの『トリガール!』が思いのほか青春していて楽しめたので、同じく鳥人間コンテストを題材にした作品が他にもないのだろうかと色々と探し回ってしまった。そこで発見したのが、この竹田真太朗『イカロス・レポート』である。 イカロスと…

年収と幸せは比例しない?大原扁理さんの本『年収90万円で東京ハッピーライフ』を読みました

大原扁理さんの『年収90万円で東京ハッピーライフ』を読みました。 年収90万円で東京ハッピーライフ posted with ヨメレバ 大原扁理 太田出版 2016-07-20 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo 大原扁理(おおはらへんり)さんについて。 一部界隈では有名…

村田沙耶香『殺人出産』感想文:今の時代のクレイジーは100年後の常識かもしれないという恐怖

『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した村田沙耶香さん。 その村田沙耶香はクレイジーであると、以前作家の加藤千恵さんがラジオで話していた。もちろんそれは冗談半分なのだろうが、確かに村田作品を読んでいると「コイツはクレイジーだぜHAHAHA」と思う場面は…

本橋信宏『なぜ人妻はそそるのか?』感想文:結局タブーを犯すことに興奮する生き物なのだよ、人間は!

全力でスタンディングオベーションを贈りたくなるほど魅力的なタイトルの本がある。それが本橋信宏さんの『なぜ人妻はそそるのか?「よろめき」の現代史』だ。 作品タイトルを聞いただけで「たしかに何でそそるんだろう?」とテンションが上がってしまい、手…

中村航『トリガール!』感想文:叫びながら告白してほしいんだよね、鳥人間コンテストのパイロットはさ~

小さいころからテレビで見ていた鳥人間コンテスト。琵琶湖の青空に滑るように進んでいく美しい翼は夢と現実の狭間を飛んでいるようで、テレビを見ていた幼い日の僕を夢中にさせていた。 当時の鳥人間コンテストは真面目に長く飛ぼうとするだけではなく、コス…

性描写を堪能できる一般小説まとめ【8作品】

※2016年11月5日更新 はじめに 「AVよりも映画のエロシーンの方が興奮できるんだぜ」といいながら、『インビジブル』という透明人間になる映画を僕に貸してくれた学生時代の友人である大賀君の事をふと思い出した。確かにあの映画は微妙にエロかった。 インビ…

津村記久子『君は永遠にそいつらより若い』感想文:独特のリズムとセンスが光るハイレベルなデビュー作!

印象的なタイトルの作品はいくつもあるが、津村記久子さんの『君は永遠にそいつらより若い』という作品のタイトルが、僕は特に魅了的に思える。 作中のある一文を切り取ったタイトルなのだが、読み終わって考えてみるとバシッとハマる格好いいタイトルで、さ…

池井戸潤『ロスジェネの逆襲』感想文:半沢直樹3-世代間意識に問いかける名言だらけの熱い問題提起!

2013年のTBSドラマ『半沢直樹』の原作小説シリーズの第三弾、池井戸潤作『ロスジェネの逆襲』。前二作に比べてタイトルセンスがいきなり向上したので驚きが隠せないが、作品自体はドラマのあと、つまり半沢直樹が出向が命じられたあとの話が描かれている。 …

堀江昭佳『血流がすべて解決する』を読んで試してみた。すべては解決しないけど体の調子は良くなったよ!

少し前の事だが、電車の中吊り広告で見かけてからずっと気になっていた本をうちのワイフがたまたま買ってきた。ナイスワイフ。 その本は堀江昭佳さんの『血流がすべて解決する』という本で、身体の問題に留まらず心の問題まで含めて、「こんな症状の人は血流…

絶対に読んでもらいたい《宮部みゆき作品》厳選のおすすめ小説ランキング【10作品+α】

1つの作品を読んだだけで、その作品を生み出した作家の全てを理解した気になるのはあまりにも勿体ない。 特に宮部みゆきのように、社会派ミステリーから時代小説、ファンタジーから読みやすい少年目線の冒険譚など、作品のジャンルが多岐にわたる作家の場合…

宮木あや子『校閲ガール ア・ラ・モード』感想文:続編ア・ラ・モードの方が主人公の魅力が伝わってくる不思議

宮木あや子作品『校閲ガール』の続編にあたる作品『校閲ガール ア・ラ・モード』。あいかわらず可愛らしい装丁で僕らおっさんには買いにくい事この上ないが、内容の方もあいかわらず優しくてなんとなくニコニコできる作品になっている。 ということで、もし…

【読書初心者用】面白くて読みやすい本をまとめてオススメ!!【24作品】

2016年9月26日更新 普段から本を読まない人にとって、時間をかけて文字を読み続ける事は苦痛なものだ。 そこで今日はサクサク読めてエンターテイメント性の高い本を紹介したいと思う。読みやすくて面白い小説なら無理なく文章に慣れることが出来て、断続的に…

池井戸潤『オレたち花のバブル組』感想文:半沢直樹2-仕事の信念とサラリーマンの宿命を今さら振り返る

最終回の視聴率が40%を超え社会現象にまでなった2013年のTBSドラマ『半沢直樹』の原作小説第二弾である池井戸潤作『オレたち花のバブル組』。相変わらずタイトルのセンスは救いようもないが、内容に関しては最高のビジネスエンタメ作品になっている。 前作…

宮木あや子『校閲ガール』感想文:校閲という縁の下の力持ちのおかげで僕らの知識は守られている

以前、作家・朝井リョウさんと加藤千恵さんがラジオにて「校閲の人たちはもはや宇宙」と褒めていた。それだけ、校閲の仕事は本来ならば気にならないような違和感や言葉の間違いを、驚くほど正確に指摘してくれるらしい。 僕はその話を聞いて以来、校閲という…

池井戸潤『オレたちバブル入行組』感想文:半沢直樹1-この作品に魅了される理由を今さら考える

社会現象にまでなった2013年のTBSドラマ『半沢直樹』。最終回の視聴率は40%を超え、「倍返し」がこの年の流行語大賞を取得した。これらの勢いはとんでもないブーム・流行と言える。 そんな『家政婦のミタ』を上回る爆発的な人気を獲得したドラマの原作が池…

朝井リョウ『学生時代にやらなくてもいい20のこと』感想文:非リア充アピールをしてるけどアンタは立派なリア充だよって思うエッセイ集

朝井リョウの文章の魅力は学生年代の鬱々とした感情にこそあると思っていたのだが、このエッセイ『学生時代にやらなくてもいい20のこと』を読んでみてその印象がガラリと変わってしまった。 なんという面白さ!! あまりにも面白すぎて、今では朝井リョウと…

伊坂幸太郎『残り全部バケーション』感想文:ポジティブな結末へ誘導する優しいリドルストーリー

伊坂幸太郎の小説は上品なパズルのように思える。 パッと見た限りだとそのパズルは、果たして絵になっているのかもわからないが、パズルを完成させようと奮闘すると、埋まるべき所に美しくピースがはまっていく。そのピースのはまり方も上品で、気が付くと優…

高城剛【LIFE PACKING2.1―未来を生きるためのモノと知恵―】に掲載されてるアイテムが秀逸

今さらですが高城剛さんの本を読んでます。 高城さんといえば沢尻エリカとの結婚&離婚や、ハイパーメディアクリエイターで有名になりましたが、それ以上に興味深いのがノマド。多くの人が使うノマドは、カフェでパソコンカチカチすることを指してますが、高…

辻村深月『ツナグ』感想文:心をツナグのではなく繋がりを切り離す物語

映画化されていた作品なので名前だけは知っていたが、ずっと未読だった辻村深月『ツナグ』の文庫本を先日読んだ。作品ごとに少しつながりを持たせる作家だが、この作品は完全な単独作品なのでどのタイミングで読んでも支障はないと思う。 人気作だけあって内…

舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる。』感想文:セカチューなんかクソくらえと中指立ててる作品もあっていいと思う

芥川賞の選評の際、石原慎太郎に「うんざりである。」と言わしめたタイトルの作品がある。舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる。』という作品だ。 石原慎太郎の言い回しや性格が好きではない僕だが、うんざりと言いたくなるのも頷けるタイトルではある、…

津村記久子『ミュージック・ブレス・ユー!!』感想文:音楽に救われる低空飛行のパンクロック少女の青春の1ページ!

思春期の頃、音楽に心を救われた人たちは多い。 日常の鬱々としたやり場のない気持ちを、爆音で好きな音楽を聞くことで受け止めてもらうことは、割と多くの人が味わったことがある苦くも懐かしい経験なのではないかと思う。かくいう僕も例に漏れず、音楽を聞…

湊かなえ『少女』感想文:映画化もされたイヤミスは表と裏の二つのテーマで楽しめる傑作!

ミステリーの世界には『イヤミス』と呼ばれるジャンルが存在する。読後感の悪い嫌な後味のミステリー、略して『イヤミス』だ。決して『いやらしいミステリー』の略ではない。もちろんそのジャンルも存在して欲しいが。 そんなイヤミスの女王と呼べる作家が湊…

ムハマド・ユヌス『貧困のない世界を創る』感想文:ソーシャルビジネスを生み出した男の理想とする世界とは?

基本的には小説の感想を自分勝手に書きなぐっている事が多いのだが、今回は珍しく小説以外の真面目な著書の感想と紹介をしたいと思う。今日の記事メッチャ真面目。たぶん全然面白くないです。 でも素晴らしい内容の本なので、少し前の本ではあるが感想と紹介…

北沢栄『小説・非正規 外されたはしご』感想文:勉強になる内容なのに小説という形態にしたのは明らかな選択ミスでは?

正社員と非正規労働者との間にどれだけの差があるかを僕は知らない。 生涯賃金の差や 保証の面でどれほどの待遇の差があるのかも知らない。 僕は知らないことだらけだ。そんな自分を情けなく思い、 少しでも勉強しようと思ってこの本を手に取ってみた。勘違…

岡崎慎司『未到 奇跡の一年』感想文:ミラクルレスターの快進撃の裏話と岡崎慎司の強靭なメンタル!

レスターのプレミアリーグ制覇は、歴史に残るセンセーショナルな出来事として世界中で報じられた。 前線からの連動したプレスと堅い守備、奪ってからロングカウンターで点をもぎ取って勝ちきるサッカーは魅力的で、僕も優勝が決定する最後の数試合はケーブル…

米澤穂信『リカーシブル』感想文:苦味のある青春小説とミステリーの融合は米澤穂信の得意分野

米澤穂信の青春作品は “苦味” に溢れている。 同氏の作品である『ボトルネック』『さよなら妖精』『追想五断章』などの長編たちは、書きようによっては爽やかで明るい結末を迎えさせる事も出来るはずなのに、敢えて主人公の内面の葛藤や、無力感を浮き彫りに…

オススメの短編小説をオールジャンルで紹介します!【25作品】

はじめに 短編集の魅力は長編作品の魅力とは種類が違う。 一冊の本の中で様々な体験が出来たり、1つの物語だと思っていたらそれぞれの物語が繋がっていたりと、短編集だからこそ味わえる多くの要素が存在する。 さらに、好きな作家の違った作風の物語に触れ…

東野圭吾『宿命』感想文:1990年~2005年くらいの東野圭吾作品が一番好きだと叫びたい

東野圭吾さんの作品を記事に取り上げるのは少し勇気がいる。 何故なら本を読む方の多くはその存在をすでに知っており、どの作品をどのようなテーマで掘り下げても『今更感』がぬぐえないからだ。今まで避けてきたのはその今更感に負けていたからだ。まぁただ…

森博嗣『銀河不動産の超越』感想文:ユルユルと幸せになっていく話ってなんか良いよね

森博嗣の作品は多彩だ。ミステリーはもちろんだが、幻想的な小説や近未来のSF小説などカテゴリーにとらわれない作品を世に生み出している。 そんな数ある森作品の中で非常に希に優しく温かい作品が生まれることがある。 今日の作品『銀河不動産の超越』は…